先々週のお休みに、昨年2017年5月にオープンしたTRUNK(HOTEL)に宿泊してきました。
渋谷駅から徒歩7分、原宿駅から徒歩6分、表参道にも歩いていける好立地にありながらも、大通りから入っているためホテル周辺は「ここほんとに渋谷かな?」と思うほどの静けさ。
ブライダル業界からホテルへ初進出とあって、バンケットやチャペルも併設するホテルなのですが、とにかくインテリアが格好いい!
まるで海外のホテルに泊まっているかのようなデザインは、ACE HOTEL(NY,LONDONなど)をモデルにしているとのことで、どこを切り取ってもスタイリッシュでした。
昼間はパソコン持ったビジネスマンがラウンジをカフェ感覚で使用したり、夜は地元の若者たちがバーでお酒をたしなんだり、朝のレストランは私以外、ゲストは海外の方たちばかりでした。
そんなTRUNK(HOTEL)ですが、”ソーシャライジングホテル”という、これまでにないホテルのスタンダードを確立する。という一風変わった考えを持つホテルだったりもします。
ソーシャライジングとは、私たちひとりひとりが日々の生活の中で、自分らしく、無理せず等身大で、社会に貢献したいという目的を持って、ものを選んだり、決めたり、行動するということ。
そういった観点からTRUNK(HOTEL)の客室で使用する小物はセレクトされています。
ルームサンダルはサンダル工場で出た端材ゴムをリサイクルしたもの。使い捨てになるスリッパではなく、そのまま外出したり持ち帰っても使い続けられる形のもの。
バスアメニティーやタオルは国産・オーガニックに拘ったもの。
グラスやマグカップは原料をリサイクル・リユースして作られたもの。
革でできた小物入れは捨てられてしまう廃材の革を利用したもの。
ルームウェアやバスローブは中小零細企業で働く熟練の職人さんたちによって作られたもの。
製作工程の一部に福祉施設の人たちが関わっていたりすること。
一般的に社会貢献といえば「寄付」「募金」「ゴミ拾い」「震災復興の手伝い」などがイメージされますが、多くの人は社会貢献の方法を他に知らない、もしくは 簡単に実行に移せるソリューションがないことが問題だとTRUNK(HOTEL)は言います。
「自分らしく無理せず等身大で社会的な目的を持って生活すること。」
このホテルに泊まることで、“誰かのために” “何かのために”なっているのかもしれない。そんな社会貢献の形もあるのかな?と認識させられたホテルでした。
TRUNK(HOTEL)、まさにホテルの新しい形。いろんな人に広めたいホテルです。