環境をいかに室内へ取り込むか

最近、友人から教えてもらったこの番組にはまっています。世界の摩訶不思議な家

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著名な建築家のピアーズ・テイラーと、女優であり不動産オタクのキャロライン・クエンティンが、世界各国に足を運び極端な場所にある型破りな住居を訪ねるというドキュメンタリー番組です。

番組は山間編、森林編、沿岸編、地下編と4シリーズあり、とにかく立地というか立てられた環境がすばらしく、建築物もとても興味深いです。

施主や建築士のインタビューも交えつつ、建築家のピアーズが工法や構造を解説してくれるので、建築物に対してもより理解度が深まります。

そしてどの建築物も共通して感じるのは、

・うまく環境(景色)を室内へ取り込んでいる

・それでいて環境に溶け込む外観デザインをしている(環境を壊さない外観デザイン)

・その土地の過酷な気候に左右されない外観デザイン(ディテールひとつひとつに意味がある)

・かなり莫大な費用がかかっていると思われる(笑)

・施主がエコロジスト系(笑)

半身浴しながら見ていたら、危うくのぼせるところでした。

この番組に出てくるようなすばらしい景色を持つ地で建てられる施主は、東京・神奈川ではごくごくわずかです。

ほとんどの土地が隣家の壁を見て暮らすような土地といっても過言ではありません。

だからこそ、外部をいかにうまく取り入れるかというのは計画には必要不可欠です。

すばらしい景色でもそうでなくても、どうやって外部を取り入れたら室内が快適になるか、望むことは同じです。

私には番組に出てくるような建築物の発想や構造はとても考え付かないけれど、中での住まい方にはとても共感できるのでした。

*Netflixにて1ケ月無料お試しありますので、ご興味ある方はぜひ見てください。

*戸建住宅の参考にはなりません(笑)

 

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