地下1階躯体施工図

私が担当している現場では、先週の段階で地下1階部の躯体施工図までを作図し、設計担当者へ提出し、確認と寸法の指示の御依頼を実施している状況となっています。

 

施工図とは、建物の施工内容が記載された最終決定の図面で、設計段階の図面には記載されていない細かい寸法や納まり等が記載された図面を指します。

今回の躯体図は構造がメインなので主に設備業者、鉄筋業者、型枠業者、建具業者等がコノ図面をみて工事を進めていく感じになります。

 

躯体図作図の際には、構造図通りの壁・床・梁の仕様や寸法を書くのはもちろんの事、今回はコンクリート打放仕上げのための構造体からフカシ壁寸法を加えた躯体寸法、後日左官作業などで仕上げるための厚さ寸法を引いての躯体寸法、外周部の内側断熱寸法とGLボートを張る寸法を考量しての壁の位置の調整、建具を設置するための開口部では建具の大きさに溶接するための空間を加えた開口寸法を書くなど、設計図の意匠図の寸法から実際に施工した場合の寸法を書いて作図する感じとなりました。

 

今回は取り合ず地下躯体施工図を設計担当者へ提出し問題ないかのチェックして頂き、そのチェック図面を元に躯体図面を修正して最終躯体施工図の作図する計画です。

そしてその最終躯体施工図の最終確認を設計担当者にして頂き、承認を得た後、各業者に提供して工事の進め方を検討して頂く流れとなる訳です。

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