小姑との同居はありえる?新しい住まいの形「2.5世帯住宅」とは?

「2.5世帯住宅」というものをご存じでしょうか。2.5世帯住宅とは、親子二世帯がクラス住宅に夫(妻)の兄弟姉妹が同居する新しい住まいのあり方のことです。実はこの2.5世帯住宅、新しい暮らし方として徐々に世の中に浸透しつつあります。特に夫の姉妹と同居するケースが多く見られます。

「義両親と同居するだけでも大変なのに小姑と同居なんてうまくやっていけるの?」と心配な方も多いでしょう。そこで今回は2.5世帯住宅での暮らし方について考えてみましょう。

 

87%もの妻が「夫の姉と仲がいい」と答えている

2.5世帯住宅を考えるとき、まず問題になるのが、同居することになる夫の姉妹との人間関係です。「義母と同調して嫁いびりを始めるのでは」と思われるかもしれませんが、そう決めてかかるのは早計かもしれません。

嫁と「小姑」というと「仲が悪いもの」という先入観を抱いている人も多いでしょう。しかし、『株式会社アイシェア』が行なったアンケートによると、現在家族で住宅建設を検討している奥様の87.1%が、「夫の姉と仲がいい」と回答しています。しかもこの割合は世代が若くなるほど高くなる傾向にある、という調査結果が得られました。

つまり、「嫁と小姑がいがみ合う」という構図は、もはや過去のものになりつつあるのです。

 

夫の姉妹が姑との「仲介役」になってくれることもある

若い世代ほど妻と義姉妹との仲がいい、ということは「嫁姑問題」に対してもメリットを齎します。2.5世帯住宅に同居する夫の姉妹は、ほとんどのケースでは独身、かつバリバリ働く現役世帯です。若い女性、働く女性と同じ立場にいるので、良き相談相手になってくれるでしょう。

嫁姑問題が起こる原因のひとつに、「世代間ギャップによる感覚のすれ違い」がありますが、姑とどう付き合っていくかについても義姉妹からのアドバイスやサポートが期待できます。

「うちのお母さんはこういうふうに伝えたらわかってくれるよ」 「あなたの気持は良くわかるから、あとで私からもお母さんに伝えておくね」

というふうに、嫁と姑との間に立って「仲介役」のようなポジションをこなしてくれるはずです。

 

資金面でのサポートも受けられる

2.5世帯住宅で暮らす際、同居する義姉妹は共有部分の一部を自分のスペースとして暮らすことになります。「自分の部屋がない」などということになれば落ち着きませんので、パーティションを仕切るなどして、「外からは見えない自分だけのプライベート空間」が確保できるよう工夫して家造りを進めなくてはいけません。

いっそのこと、個室と専用の洗面台くらいのスペースを割り当ててあげるのもいいでしょう。「その分建設費が高くなってしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、住宅の建設費は親世帯・子世帯だけでなく、単身者である義姉妹にも当然負担してもらいます。そのため、かえって普通の二世帯住宅にするより実質的な負担が減ることも十分に考えられるのです。

しかも、義姉妹もずっと同じ家に住み続けるとは限りません。将来は結婚し、独立して絵を離れる場合もあるでしょう。そうなれば、個人のスペースとして使っていた空間は空きスペースとなるので、残された自分たち家族のために自由に使うことができます。

人間関係・コスト・暮らしといった様々な面にメリットがある「2.5世帯住宅」。皆様もぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

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