立つ鳥跡を濁さず、転居時は「引越し元」への挨拶を忘れずに

新しい住まいで暮らし始めるということは、引越ししなければならないということ。引越しでは、出会いもあれば別れもあります。ご近所に住む方とのトラブルを防ぐためにも、しっかりとした挨拶は欠かすことはできません。ここで忘れてはならないのが、「引越し元のご近所さん」に対する挨拶です。

 

荷物の運び出しで迷惑をかける引越し元にも挨拶しよう

「引越しの挨拶」というと、「おそばやタオルを持って引越し先のご近所を回るもの」と思っていませんか?実は、引越し先に挨拶するのと同じくらい、引越し元への挨拶も重要なのです。引越し元となる旧居では、新居のように住まいづくりの工事が行われるわけではありません。当然、「ご近所さんの迷惑になるようなことはない」と考えてしまいがちです。

しかし、どのような家でも最後には必ず「転居時の荷物の運び出し」をする必要があります。家の周りには引越し業者の車が並んで交通を妨げ、荷物の運搬による騒音で周囲を騒がせてしまうこともあるでしょう。

なんのフォローもせずそのままいなくなってしまえば、最後の最後に引越し元のご近所さんに悪い印象を残してしまうことも考えられるのです。

 

1週間前から2日前までに500円以内の品物を持って挨拶に

では、引越し元のご近所の方々への挨拶は、どのように行ったらいいのでしょうか?

まず、挨拶をするタイミングですが、これは「転居の1週間前~2日前」がベストです。せっかく挨拶をしにいっても、不在の方もいるでしょうし、転居の前日はなにかとバタバタしてしまい挨拶をする暇もないでしょう。当日は引越で大忙し、となれば必然的にその前の期間に余裕を持って挨拶を済ませておくのが一番です。

他人の家を訪ねるのですから、ご挨拶品も持って行きましょう。品物は引越し先への挨拶でも配るであろう、タオルや石鹸、洗剤といった生活必需品、あるいはクッキーやおせんべい等の一定期間保存できるお菓子が無難です。価格は500~300円程度のさほど高くないもので十分こと足ります。

 

直接会えなかった人には引越しはがきを送ろう

挨拶の期間に余裕を持っていたとしても、たまたま出張や旅行で挨拶できない方がいた場合、どうしたらいいでしょうか?そういう場合は、「引越しはがき」を送って挨拶に代えるという方法があります。

はがきには、連絡先と氏名、引越し先の住所を添えて、「お世話になりました。お近くへお寄りの際はぜひお立ち寄りください」と一言添えておきましょう。「あなたのことが嫌いだから挨拶にいかなかったわけじゃないんだよ」と伝え、相手の気を悪くさせないことが大事です。

引越しはがきの送付は、引越しから1週間後までに済ませましょう。あまり時間が経つと忘れていたような印象を与えてしまいかねませんし、本当に忘れてしまうかもしれません。

また、引越しはがきやご挨拶品をまとめて購入するのなら、百貨店の贈答品売り場で注文するのが便利です。もしくは、引越し業者に注文するという方法もあります。引越しはがきやご挨拶品は引越しには欠かせないものなので、引越し業者も注文を受け付けている場合が多いのです。

旧居から新居へ引越す際は、なにかと忙しくなりがちなもの。そのときになって急に準備を始めるのではなく、あらかじめ余裕を持って準備しておきましょう。

 

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