やっぱり気になる!?知っておきたい分譲住宅ならではの人間関係

注文住宅よりも価格面で魅力的なのが分譲住宅。理由は、共通の建材を使用して新築物件を大量生産で作るので、コストカットが可能なためです。区画を計画的に整理して工事されるため、後になっていきなり高層ビルが立つなどということもなく、街並みの美観面でも優れていると言えるでしょう。

実際に自分の目で見てから購入できるため、後々のトラブルも比較的少ないと言われている分譲住宅。購入前に気を付けておくべき点は無いのでしょうか。

 

人間関係における分譲住宅の特徴

何十棟もの新築建設を同時に行う分譲住宅では、完成後、購入した家族がほぼ一斉に引っ越してきます。引っ越してくる人全員にとって、「お互いに初対面」ということになります。建売新築の価格は、同じ分譲地にあればどこも大差ありません。同じような年収、家族構成の世帯でまとまる傾向にあるので、非常に濃い人間関係が生じがちなのです。

 

濃い人間関係が生み出すもの

分譲住宅は、同じような状況の世帯が集まることで、必然的に家族ぐるみの付き合いとなることが少なくありません。休日にはご近所同士でバーベキューを楽しんだり、子供同士も打ち解けて家を行き来したりなど、分譲住宅ならではの人付き合いの楽しさも多く聞かれます。

そんな関係を楽しみ、ご近所の方と上手く付き合えればいいのですが、問題はご近所付き合いでトラブルが生じてしまった場合です。人間関係が濃いだけに、問題が大きく発展することも十分考えられるのです。

年収や家族構成が似ていても人は様々。

「プライベートなことを根掘り葉掘り色々聞かれて困る」 「仲間意識が強い人がいて疲れる」

など、ご近所付き合いでのトラブルには色々なケースがあります。なかには人間関係をこじらせた結果、せっかく購入した新築を数年で売却して出て行くことになった、なんてことも・・・。

 

分譲住宅での隣人トラブルを避けるには?

これまで見てきた通り、分譲住宅には優れた面が多くありますので、新築購入の選択肢として魅力的なのは確かです。では、購入後ご近所とトラブルにならないようにするにはどんな点に留意すれば良いでしょうか?

まずはあらかじめこのような人間関係であることを踏まえた上で、ご近所付き合いに対し、自分なりのスタンスを持つことが大切です。「聞き役に徹する」というのもその一つ。きちんと話を聞いて、最低限挨拶さえしっかりしていれば、そんなにひどい問題は起きないものです。教育の意味もあるので、子供にも徹底させている、というご家庭も見られます。

「それでもトラブルに巻き込まれたら、どうすればいいの?」と考えるかもしれません。そんな時は下手に感情的になって悩むより、第三者を間に挟むのが良いでしょう。たとえば「自治会」です。

分譲住宅であれば、毎月いくらかの会費を払って自治会や町内会を運営している所が多いはず。自治会は「健全な住環境」を守るため、町の清掃活動や安全を守る役割をしています。 住環境を守るためなら隣人とのトラブルの相談にものってくれるので、積極的に利用していきましょう。

以上のように、隣人とのトラブルを避けるコツは「自分なりのスタンスを持つこと」、そして「ひとりで抱え込まず、誰かに相談すること」です。トラブルを避ける方法があるとわかっていれば、心にも自然と余裕が生まれてきます。その余裕が、隣人とのトラブルを未然に防ぎ、新しい人間関係を楽しむことに繋がるのです。

 

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