二世帯住宅で失敗したくない!みんなで仲良く暮らすための必須6パターン

家の新築を考えるとき、これから年老いてゆく親のことを考えて、二世帯住宅を検討される方も多いでしょう。親の近くで暮らしていれば、何かあったときにも安心ですし、お互いに助け合うこともできますね。

しかし、いくら親子といっても、それぞれ独立した別の世帯。一緒に暮らすとなると、些細な生活習慣の違いが気になったり、奥さんひとりに精神的な負担がかかったりすることにもなりかねません。ひどい場合には、「子世帯が出て行ってしまって、広い二世帯住宅に年寄り2人が残っている」などという悲惨なことにも。お互いのプライバシーを守りつつ、みんなが仲良く暮らせる家。どのようなポイントに気をつければいいのでしょうか?

 

必ず問題は起きると考えて

二世帯住宅の失敗例は、お互いのプライバシーが守られない、相手の生活音が気になって落ち着かない、この2つが原因となっていることが多いようです。「我が家の場合は、嫁姑関係は良好。妻も大丈夫と言ってくれているし、全然問題ない。」 そういう人もいるかもしれませんが、はたして本当にそうでしょうか。

お盆やお正月に数日間滞在するのとは違い、たとえ二世帯住宅といえども「一緒に暮らす」ということは絶えず相手の気配を感じながら生活するということ。一緒に暮らしてみて初めて「こんなはずではなかった」ということが、必ず起こります。

 

【必須の6ルール】事前にしっかり話し合いを

そうならないためにも、しっかりした話し合いとルール作りが大切です。これら「事前に決めておくべき」ルールには大きく6つのカテゴリーがあります。いまは全く気にならない場合でも、必ず紙に書き出しておきましょう。

  • お互いの生活スタイル(起床・就寝や食事、入浴の時間など)
  • 光熱費の支払いはどうするか
  • 友人を招くとしたらどれぐらいの頻度か
  • 嫁いだ娘(妻にとっては小姑)が頻繁に出入りするようなことはないか
  • 子どもたちの学校や習い事の時間帯
  • 残しておきたいものと処分してもいいもの
  • 共通で使う部分(庭や玄関など)はどちらが掃除するか

など、さまざまなことについて、お互いの要望を出し合い、ルール作りをしましょう。

 

【条件が許す場合は】玄関から別の完全独立型を

これだけ話し合いをしていても、やはり何か出てくるのが同居のやっかいなところ。敷地などの条件が許すであれば、玄関から別々の完全独立型の二世帯住宅をおすすめします。将来の介護などに備えて、お互いの生活空間を行き来できるようなドアを中に作っておくとよいでしょう。そこに伝言板のようなものを設置し、お互いの帰宅時間や買ってきてほしいものなどを伝えあうようにしておけば、ストレスも軽減されますね。

二世帯住宅を建てる際には考えるべきことがたくさんありますが、うまくかみ合えばとても快適なもの。子世帯にとっての「おじいちゃんおばあちゃんがいてくれるから、子どもがひとりで留守番しなくてもいい」という安心感、親世帯にとっての「いざとなれば、息子たちがそばにいてくれる」という心強さは、何物にも代えがたいものです。家族が笑顔で暮らせる家づくりを、みんなで考えてみませんか?

 

二世帯住宅についてのご相談は
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