なんとかしてほしい!孫への介入を控えてもらうための方法とは?

夫の両親と二世帯住宅で同居することが決まったとき、嫁の立場で気になることはたくさんありますが、その中でも孫への過干渉は大きな問題。「別居している今でも孫に会わせろとうるさいのに、同居したら今まで以上に干渉してこられるかもしれない…」そう思うと、うんざりしてしまいますね。

嫁にとっては頭の痛いこの問題、なるべくこちらがストレスを感じないようにうまくやっていくには、どうすればよいでしょうか?

 

定期的に顔を見せる

過剰な介入を避けるという意味でも、間取りは完全二世帯分離型が望ましいでしょう。 しかし、たとえ玄関から別々の二世帯住宅であったとしても、こちらが意図していないときに突然訪ねてこられると、義両親でなくてもストレスを感じるもの。

こういった事態を防ぐため、「向こうから訪ねてくる前に、こちらから孫の顔を定期的に見せる」という方法があります。

たとえば、以下のようなルールを作っておくとあまり負担に感じずに習慣的に顔を見せることができます。親世帯も満足して過干渉が落ち着くかもしれません。

・朝食だけは全員で一緒に食べる ・朝の挨拶をさせる ・出かける前に声をかける

こちらから親世帯に出向くようにすれば、自然とコミュニケーションの主導権を握ることができます。「ちょっとした挨拶」という態度で行けば、短時間で帰っても不快には思われないでしょうし、毎回小言を言われるようなら、ときには夫に代わってもらうのも有効です。

触れ合い方を変えるだけでなく、気持ちの面でも「子どもは家族みんなで育てるもの」と意識を切り替えてみてください。自分から孫の面倒を見てくれるおじいちゃんやおばあちゃんは、いわば「無料のベビーシッター」。子どもたちも普段から祖父母に慣れていると、預かってほしいときもスムーズに任せられるため、かえって子育てが楽になります。

 

「子育ての常識」についての話し合いを十分に

子どもを親世帯に預ける際、特に注意しておきたのが、昔と今とでは「子育ての常識」にずいぶん異なる部分がある、ということです。「昔はこうだった」と古い知識をふりかざし、現在の事情に合わない、見当外れな態度で子どもに接してくる恐れも・・・。

たとえば、昔はあまりなかった食物アレルギーについて、「少しずつ慣れさせれば治る」などという人もいます。もしも子どもに食物アレルギーがあるなら、「この食べ物だけは絶対に与えないでほしい」「こちらが用意したおやつしか出さないで」などと同居を決める前に釘をさしておきましょう。どうしても理解が得られないようなら、「二世帯住宅はあきらめる」というくらいの決意で望まなければ、子どもの安全を守ることはできません。

可能であれば、同居についての話し合いを進めながら、全員で一緒に過ごす機会を何度か作るとよいでしょう。温泉に一泊旅行に出てみる、休みの日の午前中から夜まで実家で過ごしてみるなどのお試しが有効です。

もしかすると、子どものパワーと子育ての現実を目の当たりにした義両親がびっくりして、過干渉が少し落ち着くかもしれませんね。

 

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