先日、上野の東京都美術館で開催されている『The UKIYO-E 2020 ─ 日本三大浮世絵コレクション』に行ってきました。
人数を制限した予約制なので、通常では考えられない少ない状況で見ることができよかったです。
↓以下、サイトより。
【浮世絵は、江戸時代の庶民たちに愛好された、日本を代表する芸術の一ジャンルです。
その人気は海を渡り、印象派の画家をはじめ多くの欧米アーティストたちに大きな影響を与え、ジャポニスム旋風を巻き起こしたことでよく知られます。
本展は日本が世界に誇る浮世絵の魅力を存分に紹介するため、質・量ともに日本の三大浮世絵コレクションといって過言ではない太田記念美術館、日本浮世絵博物館、平木浮世絵財団の名品を結集し、選りすぐった約450点の浮世絵版画の逸品を展示します。】
と、書かれている通り、とにかく作品の数がすごい!!
浮世絵自体の歴史もそうだけど、浮世絵に描かれたものでその時代の背景や趣向がわかって興味深かったです。
建築家のフランク・ロイド・ライトは浮世絵の収集家だったようですが、1936年建築の落水荘は葛飾北斎の「諸国瀧廻り/木曽海道小野ノ瀑布」のイメージで設計された説があるとかないとか。
実際にその絵があったら見てみたいなと思っていたのですが、残念ながらその展示はありませんでした。(他の瀧は何点かありました)
ちなみに↓が「諸国瀧廻り/木曽海道小野ノ瀑布」と「落水荘」です。
なんとなく似ているような・・・?
↓上から順に東洲斎写楽。葛飾北斎。歌川国芳。
個人的には歌川国芳の人の顔が蛸や雀になっている作品や、人体で顔の形になっている作品(一番下)なんかがおもしろかったです。
私は2時間しか滞在時間がなかったのでペース配分を気にしつつ見たのだけど、とにかく出品数が多いので見ごたえたっぷり。
正直、浮世絵や絵師に関する知識はほぼ皆無でしたが、単純に芸術として楽しめました。
(音声ガイドはマストです)
こちらの展示は9/22まで。ギリギリ行けてよかったです(笑)