素材にこだわり、手間隙かける。

大阪に住む友人が毎年、和歌山のオレンジ農園から清見オレンジを送ってくれます。

完熟オレンジなのでそのまま食べてもおいしいのですが、たくさんあるので毎年オランジェットを作っています。

オランジェットとは簡単に言うと砂糖漬けにしたオレンジにチョコをからめたフルーツのお菓子です。

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作り方はというと、まず一度丸いままのオレンジを茹でて表面についたWAXを丁寧に洗い落とすことから始まります。

その後はずっとコトコトと火にかけているわけではなく、シロップを煮たものにつけて半日置く、それに砂糖を足してまた煮て3時間つける、また同じ工程を繰り返す、さらに煮詰めて半日置く、オーブンで低温で乾燥させる、室温で乾燥させて半日置く、テンパリングしたチョコにつける・・・などなど作業工程が30コ位あります。

なので初めて作った年は仕事後に夜な夜な作業していたこともあり9日もかかってしまいました。

その翌年は6日、今年は4日と大幅に短縮しました。

どんなに詰めても最低3日はかかるので、このお菓子は手間隙かかるものなのです。

市販のオランジェットは丸い形をスライスしたもので1枚400~500円程度で販売されていますが、作る大変さを知っているので思わず「安いっ!」と思ってしまいます。

高いものは、それだけ素材にこだわり、手間隙がかかっているのです。

まるで、どこかで推奨している建物みたいだなぁ。

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