住宅展示場をスムーズに見学するためのコツ

住宅展示場は、新しい住まいのイメージを固めるために訪問しておくと便利な場所です。しかし、準備もせずに訪問したのでは、豊富な設備に目移りしてただ疲れて帰ってくる羽目になることも・・・。

そこで、住宅展示場を有意義に見学するために、事前に準備するべきことや、見学のときに気をつけるべきコツをご紹介していきます。

 

目移り防止策~あらかじめ「注目するポイント」を決めておこう

一般的なモデルルームは普通の家よりも広く、様々な種類の設備が数多く展示されています。目的もなく歩き回っていては、あちこち目移りして無駄な時間を過ごしてしまうことになりかねません。『注目するポイント』を定め、「それを実現するためにはなにが必要なのか」、考えながら歩くのが効率的に見学するコツです。

誰しも、これまでの住まいで不満だったところや、「新しい家はこうしたい」という願望があるはず。「今の家はリビングが狭くて友達を呼べなかったから、今度は大勢の友達とワイワイ騒げる家にしたい」 「親と同居するから、バリアフリーの家にしたい」

住宅展示場を訪ねる前に、こういった要望をひとつずつ書きとめ、リストアップしていきましょう。これらの要望こそ、住宅展示場を訪れる際に『注目するべきポイント』になるのです。

 

住宅選びのプロになろう~ポイントを絞ると、『いつもと違う見方』ができる

例として、先ほど取り上げた「大勢の友達とワイワイ騒げる家」に注目した場合を考えてみましょう。訪問したモデルルームに、『天窓』や『床暖房』の設備があったとします。普段なら、「部屋が明るくなるかな」、「冬でも暖かく過ごせそう」といった感想が出てくるところですが、注目するポイントを絞っていると『いつもと違う見方』をすることができます。「天窓のある明るい家なら、友達も喜んでくれるかな?」 「床暖房があれば、寒い季節でも友達が遊びに来てくれそう」といった具合に。

一見、注目するポイントとは関係なさそうに見える要素でも、「友達が集まる家づくり」という目的に沿った視点から眺めることができるようになるのです。

何度も通い問題点を1つずつ解決

求めているポイントが多くある方や、住まいへのこだわりの強い方は、1日で全ての問題点を解決するのは困難かと思います。そういう方は、何度も住宅展示場に足繁く通うことをオススメします。「趣味の部屋に関することは次回にして、今日はエコに関連する要素についてみていこう」といった具合に、自分自身で「今日のテーマはこれ」と決めて訪問しましょう。

実際に計画が決まってから修正するのでは手間も時間もかかりますが、展示場を訪れている段階では、全てがまだイメージの段階。ちょっとした疑問や要望も遠慮なく営業マンに伝えてみましょう。「予算内では難しいだろう」と諦めていたことであっても、「それなら、こういう方法がありますよ」と、思いもしなかった解決法を示してくれることもありえます。

『理想の家』を実現するためには、入念な準備と、目的のためには手間を惜しまない姿勢を持つことが大切なのです。

 

 

また、これから何十年も住むことになる家の「住環境」によって「家族の健康」も大きく影響を受けることは想像に難くありません。

しかしながら、これまで健康と住宅を関連付けた「実証調査」はありませんでした。

このたび、慶応義塾大学並びに首都大学東京の調査と、我々で行った独自の調査(調査期間:2014年から2015年)で実証された住宅を体感・観覧できます。一度ぜひお越しください。

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