噂、妬み、ママカースト……一戸建てを買う前に知っておきたいママ友トラブル回避法

「ママカースト」という言葉も注目を浴び、ママ友同士のトラブルが問題になっています。せっかく注文住宅を建てても、その後トラブルに巻き込まれたら……。簡単に引っ越すことはできないので、不安になってしまいます。なんとかトラブルを回避する方法はないのでしょうか。

ママ友同士の人間関係は、「住んでみなくてはわからない」と考える人も多いかもしれません。しかし、ママ友トラブルが起きづらい環境を選ぶことは、ある程度可能です。

 

さまざまな世代・生活パターンの人が混在しているほうがベター

たとえば、新興住宅地では、一度に似た年齢層の家族が入居することが多いもの。子供が同世代のママが多ければ多いほど、当然それに比例してトラブルも起きやすくなります。さまざまな世代の人が混在している環境を選ぶほうが、何か問題が起きても相談しやすく、逃げ場も作りやすいでしょう。

また、専業主婦家庭や共働き家庭、色々な生活パターンの人がいる環境のほうが、多様な価値観が認められやすい傾向に。いわゆる「村社会」もできづらくなります。

 

現地見学や口コミ、周辺施設などから総合的に判断しよう

具体的に「どんな人が住んでいるか」を調べるには、できるだけ多くの情報を集めて、多角的に判断する必要があります。

まず、ある程度現地見学で把握することができます。出勤・帰宅時間や幼稚園の送り迎えの時間にも足を運ぶといいでしょう。周辺に住んでいるママたちの服装や乗っている車などで、雰囲気をつかむこともできます。

できるだけ多く、周辺のことを知っている人に話を聞くことも大切です。不動産会社の担当者や、近所の人にもそれとなく話を聞いてみましょう。

自治体の窓口やインターネットを利用して、周辺に保育園や、延長保育が盛んな幼稚園があるかどうかを調べることも大切です。複数あれば、さまざまな生活パターンの人が住んでいるということが予想されます。ただし、幼稚園の場合、延長保育のシステムはあるが、実際には利用する人が少ない、というケースもあるようです。不安であれば、事前に問い合わせておくといいでしょう。その際、働いているママの割合やお受験率なども聞けると、参考になります。

 

入居後は、噂や妬みの原因になる言動はなるべく控えて

このように注意して土地選びをしても、残念ながら、ママ友トラブルが「全く起きない」とは言い切れません。入居後は、噂や妬みの原因になる言動を控えることで、できるだけトラブルを回避しましょう。

トラブルの原因として多いのは、経済格差問題です。興味本位で聞かれることもあるかもしれませんが、「家を建てるのにいくらかかった?」、「旦那さんの年収はいくら?」、といった質問には、正直に答えないほうがいいでしょう。良い方向に話が転ぶことは、あまりありません。軽く受け流し、次の話題を提示するのが賢明です。

また、明らかに自分と経済的に差があるママグループに属すると、ランチ代や手土産、持ち物の差など、ちょっとしたことでトラブルになることもありえます。「気が合う」というならもちろん話は別ですが、話が合わないのであれば、無理に付き合わず、挨拶程度に留めておくといいでしょう。

家を建てた後は、気軽に引っ越すことができません。しかし、少し土地選びや言動に少し注意することで、トラブルが起きる確率を下げることができます。できるだけ自由な環境のなかで、楽しい新生活を送りましょう。

 

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