実は戸建ての方が多い?ご近所トラブルを回避してペットと共に暮らす新しい住まい

憧れのライフスタイルを叶える注文住宅。ペットを飼いたくて一戸建てを選んだ、という人もいるのではないでしょうか。しかし、意外にも、マンションより戸建てのほうがペット飼育に関するトラブルを引き起こしやすい要因が潜んでいます。

建売・注文住宅でご近所さんとペットのトラブルなく過ごすにはどうしたらいいのでしょうか?

 

近隣との境に気を配る

注文住宅では、「庭があり、窓が多く開放的」といった、ペットや人間にとってメリットであるはずのことが、ペットトラブルを引き起こしかねません。 一番気をつけたいのが、近隣の家との境にあたる場所。たとえば、玄関・庭・バルコニー・門扉の前などです。

「隣の家と密接している」 「細い道路を挟んだすぐ向かいに家がある」

といった条件がある場合、飼い主が思っている以上に、隣の家にペットで迷惑をかけているかもしれません。可能な限り、隣の家に接する境界線にあたる部分には、ペットを出さないようにしたほうがトラブルを未然に防ぐことができます。

 

臭い対策は庭の水はけとトイレの設置場所がカギ

ペットトラブルのほとんどは、「臭い」と「騒音」によるもの。ここからはそれぞれに対する対処法をご紹介します。

まずは臭いに対する対策です。トラブルの原因になる「臭い」は、ペットそのものの臭いも考えられますが、ほとんどが排泄物の臭いに関する苦情でしょう。ペットを飼っていると、庭で排泄させることに違和感を覚えなくなる方も多いかもしれません。しかし、排泄物による臭いトラブルを防ぎたいのなら、まずはペットに庭で排泄させないようにすること。排泄したとしても、すぐに片づけるようにすることが理想的な対策です。

しかし、排泄物をすぐに処理しても臭いがなかなかとれない、ということもあるはず。臭いが残ってしまう原因は、粘土質で水はけの悪い庭です。このような庭の場合、糞よりもおしっこの成分であるアンモニア臭がとれず、苦情の原因になりがちです。

そんなときに役に立つのが、酸性の土。アンモニアはアルカリ性なので、酸性の土を庭に撒くことで中和され、アンモニア臭を軽減させることができるのです。水はけも良くなりますし、ペットだけではなく、植物やお子さんにとってもメリットのある土質にすることができます。

つづいて、室内の臭い対策をご紹介しましょう。室内から漏れる臭いは、トイレの設置場所に気をつけることで改善されます。ペットのトイレは、窓際や浴室、洗面所に置く場合が多いですが、こうした換気の良い場所は、風に乗って臭いが漏れてしまうという欠点も。可能であれば、窓が小さく、温度の低いスペースに置きましょう。

 

室内から漏れる騒音は市販の防音ツールで防ぐ

最後に、騒音に対する対策をご紹介します。室外の騒音対策は、臭い対策と同じような点に気をつけてください。最善策は、玄関・庭・バルコニー・門扉の前などにペットを出さないこと、小屋を置かないことです。それが難しい場合は、小屋を防音にする、無駄吠えをさせないようしつける等の対策を行なってください。

一方、室内の騒音問題は、鳴き声に対する対策と、足音に対する対策があります。鳴き声は、防音カーテンや防音壁を設置することで軽減可能です。走り回るなどの足音が響く場合は、防音マットを敷いて防いでください。

しかし、近隣とのトラブルに気を遣うあまり、ペットにストレスがかかってしまうと、無駄吠えや、トイレの失敗を繰り返すなど、本末転倒の結果になりかねません。毎日散歩に連れて行く、遊んであげる、留守番させる時間を減らす等のほか、ペットがくつろげるスペースを用意してあげましょう。 ご近所トラブルを未然に防ぎ、癒しをくれるペットと共に、快適で楽しい生活をスタートさせてください。

 

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