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永く安心して健康で快適にくらせる家であること。住めば住むほどよくなる家であること。住む人に幸せが訪れる家であること。そして、造る者にも嘘がない真摯な心で造ること。こうして造られた家を私たちは「0宣言の家」と呼んでいます。

「断熱性能」で家づくりを比較する際のポイントとは?
SOYO風WEB-8月号特集記事

マンションやアパートから自然素材の家に移り住んだお客様とお話しをしていると、決まって話に出るのが「こんなに快適だとは思いませんでした!想像以上です!」という驚きの声です。
冷暖房を強く効かせている訳ではなく、自然素材そのものの涼しさや、空気の通り道が家にあることで、「”夏の暑さ”や”冬の寒さ”を家の中にいると感じない快適に暮らせる家を実現しています。

 

もちろん、素材や設計にも工夫はしているのですが、何よりもこだわっているのが、「断熱性能」です。
実は、家づくりを行うにあたっては、断熱性能の高い・低いによって、家の中の温度、つまり毎日の快適性に雲泥の差が出るといっても過言ではありません。
そのくらい、快適な家に住みたいと思うなら「断熱性能」は妥協してはいけないポイントです。

 

では、断熱性能にこだわるとどんな良いことがあるのか?
また、断熱性能で比較する時に、どんな点を注意して見れば良いのか?
解説していきたいと思います。

 

断熱性能が良い家は省エネで長持ちする

断熱性能が優れている家は、それだけで省エネルギーになります。
極論を言えば、太陽光などの余分な設備を設置・維持するコストよりも断熱性能を強化した方が光熱費が安く済むこともあります。

 

また、断熱性能が良いと、結露の発生が防げます。
「結露」は家の性能を低下させる大きな要因です。
冬、外気との寒暖差が大きくなるとメンテナンスが困難な壁の内部に水滴がたまります。
溜まった水滴は、カビを発生させたり、構造材を腐食させていきます。
また、家の天敵であるシロアリも湿気の多い場所を好みます。
構造材が湿気るとシロアリを呼び寄せることにも繋がりかねません。

 

エアコンを効かさなくても「夏は涼しく、冬は暖かい」。そんな快適な住まいを手に入れるためには、「断熱」は絶対にこだわって欲しいポイントです。

 

住宅会社によって、断熱性能はどのくらい差が出るのか?

一言で「断熱性能」と言っても、各社考え方は様々です。
工法も使っている素材も各社様々で、一概に「これが正解」というものはありません。
では、断熱性能でどのくらい家の温度に差が出るのか相模原住宅公園に出展しているある会社の外壁温度を測定してみました。

こちらの比較画像ですが、
・撮影時間:
13:00
・外気温35.8
・湿度47
という猛暑の中で、
当社のモデルハウスと相模原住宅公園内の一部モデルハウスをサーモグラフィーカメラで撮影した画像です。

 

青、緑、黄、赤、白の順番で温度が上昇するのですが、最低温度が30、最高温度が60と画像を見ても一目瞭然です。
相陽建設のモデルハウスの外壁温度は、約30
H社、S社に関しては、バラつきはありますが、外壁温度が約50前後あります。

 

相陽建設の家の外壁温度が抑えられている理由は、外壁材に使っているセレクトリフレックスの効果です。
この素材、日射反射率をなんと72%もカットしてくれており、外壁の温度上昇を猛暑の中でも抑えることができています。

 

別の角度から比較をしてみても、使っている素材によって温度に差が出ていることは一目瞭然です。

なお、太陽に近い屋根が真っ白で一番温度が高くなっておりますが、相陽建設の場合、屋根の下地にも遮熱シートをはっています。
因みにこの日の小屋裏収納は、エアコンなしで、室温が30.2、湿度が52%となっていました。

 

断熱性能の良し悪しは何で決まるのか?

断熱性能は大きくわけると
・断熱材
・素材の調湿性能
の2つの良し悪しで性能が決まります。

 

1つ目の断熱材は、文字通り断熱するときに使われる材質のこと。
木造住宅には、「グラスウール」と「セルロースファイバー」のどちらかが使われています。

 

2つ目の調湿性能ですが、実は快適な室温で生活できるかどうかは、「湿度」に左右されます。
調湿性能が高い素材を使うと、家全体で湿度の調整をしてくれるので快適な湿度で生活することができます。

 

【比較ポイント①】断熱材について

断熱材は壁と壁の間に使われるものなので、日常の生活ではほぼ目にしませんが、だからこそ家を建てるときにしっかりと検討しておかなければいけないポイントです。

それぞれの特徴をまとめると次の表のようになります。

グラスウール

セルロースファイバー

使用頻度

料金

耐水性

調湿性

無し

高い

素材

化学物質

自然素材

メリット

価格が安い・施工が簡単

調湿性・防虫性・遮音性が高い

デメリット

結露などで濡れるとカビが発生する

グラスウールに比べると料金が高くなる

日本の木造住宅では、料金の安さと施工のやりやすさから「グラスウール」がよく使われています。しかし、ここで注意していただきたいのはグラスウールはセルロースファイバーと比べると調湿性能や耐水性に劣るという点です。

 

グラスウールは、海外の湿度がそれほど高くない地域や国で普通に使われている素材ですので、それ自体が悪いわけではありません。問題は、グラスウールの特徴と日本の気候があっていないことです。

 

結露で湿気がでると調湿効果がないため、湿気を逃してくれません。
壁内に湿気が溜まったままになってしまいます。
その結果、木の腐食やシロアリ被害にあいやすくなってしまいます。

 

・これを防ぐために、どのような工夫をしているのか?
・工法や他の素材で湿気がたまらない工夫があるのか?
・万が一、結露によって構造材が腐食した場合はどのような対処をすれば良いのか?
このあたりのポイントは、断熱材を選ぶ時には必ず確認してください。

 

外断熱材を使用することで飛躍的に断熱効果が上がる

一般的に「断熱材」というと先ほどのグラスウールやセルロースファイバーのことを指します。
これを専門用語で「内断熱材(うちだんねつざい)」と言います。
構造材の中の部分を断熱するものなので、内断熱です。

 

断熱性能にこだわっている住宅会社には、建物の外にも断熱材を使用している会社もあります。
「建物の外」とは、日光を浴びる外壁の壁の部分です。
ここに使う断熱材を「外断熱材(そとだんねつざい)」と言います。
外断熱材に使われるのは、ボードや塗料です。

 

外断熱をおこなうメリットとしては、
・外断熱材で外気をカットできるので、構造材や室内の温度差がなくなる。
・温度差がなくなることで、結露を防止できる
・雨の日でも水や湿気を室内に通さない
などがあります。

 

また、外壁に使われる材料によっても断熱効果は変わります。
地中海などの国にある赤道付近の日差しが強い国で、白い外壁の家が並んでいますが、あれも外断熱の一種です。
太陽光を反射しやすい素材を使うことで、吸熱を抑えています。

 

その一方、極論を言えば、ここまで断熱にこだわらない人にとっては少し「やりすぎ」に思われることもあります。
外断熱を施工した方が、間違いなく断熱性能は向上します。しかし、その分、コストもかかるので、断熱にどこまでこだわるかによって検討してください。

 

■ここまでのまとめ
・断熱には「内断熱」と「外断熱」がある。
・内断熱材には「グラスウール」と「セルロースファイバー」がある
・グラスウールは、施工が安く済むが調湿性能がない。
・セルロースファイバーは、グラスウールよりは高価。しかし、調湿性能や耐水性がある。
・外断熱をすれば、コストはかかるが断熱性能は飛躍的に上がる
・外壁材も断熱性能を高めるためには重要

 

【比較ポイント②】調湿性能について

湿度の調整は快適に暮らすうえでは欠かせません。
断熱性能も突き詰めれば「快適に暮らすためのもの」です。
なので、調湿性能を無視した断熱はあり得ません。

 

調湿性能は、素材によって大きく変わります。
特に、化学物質を使用しているか、自然素材を使用しているかでは、全くその効果は違います。

化学物質では調湿できない

室内の調湿性能に大きな役割をもつのが「内壁の素材」です。(ちなみに、断熱材も重要です。ここは、先ほど述べたので割愛します。)
内壁になにを使っているかによって調湿効果は大きく変わります。
例えば、一般的な壁紙やクロスの調湿効果は、ほぼ0です。

 

中には、自然素材の土壁の成分で作られた「調湿性能をもった壁紙」などもありますが、そのような特殊なものを使わない限り、壁材からの調湿効果は期待できません。
壁材に調湿効果が無いということは、湿度が高くなったり低くなったり、外気によって大きく左右されることになります。

 

また、汚れたり破れたりすれば張り替える必要があるのでメンテナンス費が数年ごとにかかります。

調湿性能にこだわれば内壁は「自然素材」一択

調湿性能は、木や漆喰などの自然素材が本来持っている力です。
生きていくために湿度を取り込み、不要になった分は排出する。
これを自然と最適になるようにおこなってくれるのが自然素材の優れたところです。

 

自然素材の無垢の木で施工した場合も調湿効果が得られますし、優れた内壁材は他にもあります。
検討時には確認するようにしてください。

 

■ここまでのまとめ
・調湿性能は快適な暮らしには欠かせない
・室内の調湿効果は壁材が重要
・化学物質に調湿効果はない
・調湿性能を高めたければ「自然素材」を使うことが必須の条件

 

どこまで断熱にこだわるか

ここまでの話をまとめると、断熱を考える上で重要なのは、
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の4つです。

 

ここに、それぞれどのような素材を使っているか、どのような工法で施工しているかによって各社の断熱へのこだわりや考え方が出てきます。

・外断熱は行なっていない。
・外壁はデザインを重視している
といった会社も中にはあります。

 

その場合は、その分のコストをカットできたり、設計の自由度が高まったりと、断熱を補うメリットがあると思うので確認するようにしましてください。

 

まとめ

最後にもう一度、言いますが、家の性能で最も重要なことは「断熱」です。

断熱性能が低い家に住んだことによって、
・夏は暑い・冬は寒い。
・光熱費が余計にかかる。
・結露やカビがひどくて健康への不安がある。
といった話は本当に良く聞きます。

 

もし予算などの都合でどこかの性能を削らなければならない時でも、最低限の断熱性能は必ず備えるようにしてください。
断熱性能で家を建てたあとの暮らしは大きく変わります。

 

最後に、私たち相陽建設は、何よりも断熱にこだわって家を建てています。
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の全てに100%の自然素材のものを使い、「クアトロ断熱」と呼ばれる方法で施工をおこなっています。

 

ここまでやる必要があるのか?と聞かれることもありますが、「快適な住まいのためには、断熱が最重要」と考えているからです。
この記事を読まれた方で、もっと詳しく知りたい方やお話を聞きたい方は、お気軽にご連絡くださいね。

 

相模原住宅展示場でも実際に体験してもらえますので、まずは色々と情報収集にきてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

新築・注文住宅を建てる方へ|良い家・失敗しない家の選び方

これから新築の注文住宅を検討されている方へお伝えしたいことがあります。
あなたにとって、「良い家」とは、いったい何でしょうか?
これには、色々な答えがあると思います。

デザインにこだわっている方だと、デザイン性の高い家が良い!と答えられるでしょうし、予算や土地がすでに決まっている方は、その予算内に抑えられる家が良いと思います。

そのほかにも、ここだけは譲れない!という想いを持って、相談に来られる方もたくさんおられます。

しかし、その一方で、家を建てた後に「こんなはずじゃなかった」と話される方がおられるのも事実です。
私たちは家を建てるプロとして、毎日様々な家づくりに関わっています。
その中で、「これだけは絶対に譲れないポイント」があるので、紹介していきます。

家を建てる時に必ずチェックすべきポイント!

いい家は、「長持ち」する。住む人が「健康」に暮らせる

良い家とはどんな家か?と聞かれ、「人それぞれの感性なのでそれぞれです。」と言ってしまえば元も子もないので、相陽建設が家づくりのプロとして考える、いい家の定義をお伝えします。

私たちは、次の2点を満たした家を良い家と定義しています。

1点目は、「丈夫で長持ちする家」

2点目は、「健康に暮らせる家」

この2つを満たした家が「良い家」です。

当たり前のようで、当たり前でない「丈夫で長持ちする家」

これから家づくりを考えている方の中には、「家が長持ちするのって当たり前でしょ?」と、お考えの方もおられるかもしれませんね。
特に新築の注文住宅をこれから考えている方のほとんどは、一生を過ごす場所になるはずです。

ところが、これは、あまり知られていませんせんが、日本で作られてきた家は、築後25~30年もすると「建て直さなければならない」というケースが多いのです。
35年のローンを組んでいるのに、築後25~30年で建て直さないといけないという現実。これは、悲劇以外の何物でもありません。

では、なぜ、そのようなことになっているのでしょうか。

木造住宅の耐久性は「断熱性能」で決まる。

長持ちする家かどうかは「耐久性」という言葉で表されます。
これは、例えば「地震に強い」といった表現で表されることもありますし、鉄筋コンクリート造の家などでしたら、木造に比べると耐久性は高くなります。

これらを総称して耐久性というのですが、実は、木造住宅の耐久性を決める重要な要素が「断熱性能」です。
耐震性や基礎・工法による構造の違いは、「長持ちするかどうか」という点においてはそれほど大差がありません。(これは、今の標準の規格が高いレベルに設定されていることにあります。)

日本のような高温多湿の気候では、結露が発生しやすく、きちんと断熱をしていないと基礎となる木材が腐ってしまいます。

断熱の性能は断熱材によって決まります。

覚えておいていただきたいのは、次の3つの断熱材です。

1:グラスウール
2:セルロースファイバー
3:ウレタン

それぞれの違いと特徴は次のようになります。

グラスウール

セルロースファイバー

ウレタン

使用頻度

料金

耐水性

調湿性

無し

高い

無し

素材

化学物質

自然素材

化学物質

メリット

価格が安い・施工が簡単

調湿性・防虫性・遮音性が高い

コンクリートと相性が良い

デメリット

結露などで濡れるとカビが発生する

グラスウールに比べると料金が高くなる

水を吸わないので、結露に弱い。

日本の木造住宅では、料金の安さと施工のやりやすさから「グラスウール」がよく使われています。しかし、ここに、長持ちしない欠点があります。

グラスウール自体は、海外の湿度がそれほど高くない地域や国で普通に使われている素材ですので、それ自体が悪いわけではありません。問題は、グラスウールの特徴と日本の気候があっていないことです。

グラスウールは水を吸わないので、調湿性はほぼなく、壁の中に結露が発生するとそのまま水分を残してしまいます。
それが、カビになったり、木の腐食につながります。

 

新築で家を建ててから5年や10年だと何もないかもしれませんが、15年、20年と時間が経つにつれてその範囲は徐々に広がっていきます。
そして、気がついた時には、建て替えや大規模なリフォームが必要なほどにカビと腐食が進んでいた。というケースもざらにあるのです。

断熱にはしっかりとお金をかけることが「長持ちする家」につながる

断熱材は、柱と柱の間にいれるものですので、家を建てたあとには目に見えませんが、家の基礎を良いコンディションに保ち続けるためには、最も大切な要素です。

だからこそ、断熱性能を落として料金を安くすることは、家づくりのプロとして絶対にオススメしません。

最もこだわっていただきたい要素ですし、しっかりとお金をかけるべき場所というのが、プロの建設屋としての意見です。

断熱・調湿のどちらにも優れているのはセルロースファイバー

グラスウールに比べると価格が高いためか、あまり一般的には普及していませんが、「良い家を建てたい」「長持ちする家を建てたい」という方は、是非、こだわっていただきたいと思います。

細かな断熱の話をすると、どこまでも話し続けることができてしまうので、別の記事にまとめています。

断熱について、さらに深く知りたい方はこちらの記事をごらんください。

家族の「健康」を守ることも住宅の役割

いい家の定義にあげた2点目は、「健康に暮らせる家」でした。
「健康に暮らせる家」と聞いてもピンとこない方も多いかもしれません。

 

例えば、「シックハウス症候群」という言葉はご存知でしょうか。
1990年代の後半、バブル期の建設ラッシュで建てられた住宅の「耐震偽装問題」や「欠陥住宅」についてマスコミを賑わせましたが、その時に出てきた言葉が「シックハウス症候群」です。

これは、いわば「住宅会社の無知によって引き起こされた公害」と話す専門家の方もおられます。健康に悪影響を与える化学物質にまみれた家に住み続けたこで、知らず知らずのうちに「住んでいるだけ」で健康が害され、アトピーや喘息などのアレルギー症状が出てしまいます。
「安さ」や「効率化」を求めたことによって、「工業品」になってしまい、思わぬ影響を与えることになりました。

特に、抵抗力の少ないお子様を育てる時には、本来当たり前であるはずの「健康に暮らせる家」ということを家づくりの条件として考えなければならない時代になっているということを頭に入れておいていただければと思います。

健康に暮らせる家として注目を集める自然素材の家

近年、見直されているのが「自然素材の家」です。
有害な物質が発生する建材の使用を抑え、一本の木から切り出した木材(=無垢材)をできる限り多く取り入れて家を建てていきます。
自然素材の壁紙や床材なども増えてきており、化学物質に頼らなくても比較的価格を抑えて自然素材の家が建てられる時代にもなってきました。

 

注目の素材「珪藻土」

自然素材の中でも特に注目を集めているのが「珪藻土(けいそうど)」です。壁材などに使われています。
珪藻土とは、植物性のプランクトンが長年にわたり、海底や湖底に堆積して化石化したもので、「火に強い土」として、七輪や耐火断熱レンガなどの原料にされてきました。

珪藻土には、シックハウス症候群の影響となるホルムアルデヒトなどの化学物質は一切含まれていません。また、「壁自身が呼吸する」ため、調湿効果もあります。室内の湿度を暮らしに快適なレベルに保ってくれるので、カビやダニなどの発生を防ぎ、保温・断熱による省エネ効果も得られます。

このようにメリットの多い珪藻土ですが、施工に手間がかかるため工期が長くなるとという欠点もあります。しかし、それでも快適で健康な生活を望まれるかたは、検討されることをオススメします。

 

健康な家を建てるために重要な「塗料」

住宅に使われる塗料も重要です。
実は室内でも使用されることが多いので、検討すべき大切な要因です。
特に、室内に使用する塗料は健康への配慮からホルムアルデヒトやその他の有害物質を含まないものを使用することをオススメします。
中には100%天然の原料からつくられる自然素材の塗料もあります。
(余談ですが、きちんと作られた自然素材の塗料は口にふくんでも健康に害はありません。)

このように、健康に注目すると、自然素材の家という結論になってしまうのですが、こだわればこだわるほど、高額になってしまうことも事実です。

「どこまで自然素材を使えば効果があるか」と聞かれると非常に答えることは難しいのですが、まずはきちんとして情報を集め、信頼できる業者を選び、相談しながら家づくりを進めることをオススメします。

まとめ

どのような家を「良い家」と呼ぶか?ということについて、弊社なりの持論と考えを述べてきました。

私たちの考える良い家とは、
1:長持ちすること
2:健康に暮らせること
の2点を高いレベルで実現している家を良い家と呼んでいます。

家づくりを考えると、間取りやデザインなど色々とこだわりたいも出てくると思いますが、たとえ予算が限られていてもこの2点は決して妥協すべきではないと考えています。

突き詰めると「自然素材の家」という結論になるのですが、一方で「自然素材の家」について、厳密な定義があるのか?と聞かれると、残念ながら何も規制や基準はありません。
極端に言えば、家の一部、例えば床材を無垢のフローリングにしただけでも自然素材の家と謳うことができてしまいます。

 

家の主要な部分に無垢材が使われていれば良いわけではなく、塗料・壁紙・断熱材など、目に見えないものもきちんと検討することが、これから家づくりを考えるためには必要でしょう。

まずは、情報を集め、良い家がどうかを判断できる知識をつけること。
そして、その中で「ここは譲れない」とこだわりと意見をきちんともつことが大切でしょう。
もし、このコラムを読まれた方で、さらに詳しく自然素材の家や家の選び方について知識を深めたい方は資料請求をしていただければ、様々な資料をお送りさせていただきます。

また、この他にも家づくりについてのコラムを書いているのであわせてお読みいただけると幸いです。
皆さまの一生に一度の家づくりが、満足のいくものになることを心から願っています。

家づくりで「断熱性能」は妥協してはいけない!快適な家の条件とは?

「マイホームを建てると決めた!」「これから建てようと思っている!」
という方、「どうやって住宅会社を選ぼうかな」と迷われていませんか?

・よく名前を聞く「ハウスメーカー」はTVCMなどで見るし安心?
・地域の工務店は、親身に話にのってくれるし良いって聞いたけど実際どうなの?
・家って建ててからも付き合いがあるから、社風や人柄が大事?

などなど、何を比較したら良いかは難しく、たくさん悩まれると思います。

 

私たちの会社は、神奈川県相模原市にありますが、弊社以外にも地域にたくさんの住宅会社や工務店がありますし(住宅展示場に出展している会社だけでも20社近くあります。)、正直に言うと会社パンフレットやホームページだけでは違いが見えづらいことがほとんどです。(みなさん綺麗に作られているので。)

しかし、家づくりは一生に1度の大きな買い物ですし、大切な財産です。
きちんと知識を身につけないまま、営業マンの言うことを全てを受け入れることは、家づくりをしている立場からもあまりオススメしません。

それぞれの会社で、得意なことや苦手なこと、メリットとリスク、会社の根本的な家づくりへの考え方が全く違うので、「家」と一言で簡単にくくれるものでは無いのです。

 

例えば、私たちの会社は「低価格」で家を建てることは苦手です。

その理由は、これから家に住む人の安心・安全な生活を考えると、「どうしても妥協でき無い」素材の性能や工法があるからです。

良い素材を使い、手間のかかる工法をとるので結果的に時間やコストが他社に比べると予算が増えてしまうことがあります。

このような会社の弱みとなる情報を全ての会社の営業マンが伝えているかというと、恐らく伝えていない会社もあると思います。
また、お客さんによっても大切にしていることが人それぞれなので、例えば「価格」を重視している方には、私たちの家づくりは、リスクを伴う家づくりになってしまいます。

 

とは、言うものの、様々な情報がある中で、どのような点を重要視すべきなのか?

60年近く、家づくりだけをしてきた立場から、「一生快適に住み続けられる家」を建てるためには、「ここだけは必ずこだわるべき」と、アドバイスできるポイントがあるので紹介していきます。

家づくりで妥協してはいけないところ

注文住宅を建てる時に、絶対に気をつけてもらうところがあります。

それは、「断熱」です。

デザインや外観と違い、家が建ってしまえばほとんど目に触れることの無い場所ですが、「断熱性能」は家を建てる上で最重要に気にすべきポイントだと思っています。

 

断熱性能が良い家は長持ちする

断熱性能が優れている家は、それだけで省エネルギーになります。
極論を言えば、太陽光などの余分な設備を設置・維持するコストよりも断熱性能を強化した方が光熱費が安く済むこともあります。

また、断熱性能が良いと、結露の発生が防げます。

「結露」は家の性能を低下させる大きな要因です。

冬、外気との寒暖差が大きくなるとメンテナンスが困難な壁の内部に水滴がたまります。
溜まった水滴は、カビを発生させたり、構造材を腐食させていきます。
また、家の天敵であるシロアリも湿気の多い場所を好みます。
構造材が湿気るとシロアリを呼び寄せることにも繋がりかねません。

エアコンを効かさなくても「夏は涼しく、冬は暖かい」。そんな快適な住まいを手に入れるためには、「断熱」は絶対にこだわって欲しいポイントです。

とはいうものの、断熱の工法も使っている素材も各社様々で、一概に「これが正解」というものはありません。

そこで、住宅会社目線で、家を建てる時に「断熱性能」をどうやって比較したらいいのか?

参考になる情報をお話ししていきます。

断熱性能を比較するためのポイント

断熱性能は大きくわけると
・断熱材
・調湿性能
の2つの良し悪しで性能が決まります。

 

1つ目の断熱材は、文字通り断熱するときに使われる材質のこと。

木造住宅には、「グラスウール」と「セルロースファイバー」のどちらかが使われています。

2つ目の調湿性能ですが、実は快適な室温で生活できるかどうかは、「湿度」に左右されます。
調湿性能が高い素材を使うと、家全体で湿度の調整をしてくれるので快適な湿度で生活することができます。

それぞれ詳しく話しします。

断熱材について

日本の木造住宅のほとんどが、「グラスウール」と「セルロースファイバー」のどちらかを断熱材として使用しています。
断熱材は壁と壁の間に使われるものなので、日常の生活ではほぼ目にしませんが、だからこそ家を建てるときにしっかりと検討しておかなければいけないポイントです。

それぞれの特徴をまとめると次の表のようになります。

グラスウール

セルロースファイバー

使用頻度

料金

耐水性

調湿性

無し

高い

素材

化学物質

自然素材

メリット

価格が安い・施工が簡単

調湿性・防虫性・遮音性が高い

デメリット

結露などで濡れるとカビが発生する

グラスウールに比べると料金が高くなる

日本の木造住宅では、料金の安さと施工のやりやすさから「グラスウール」がよく使われています。しかし、ここで注意していただきたいのはグラスウールはセルロースファイバーと比べると調湿性能や耐水性に劣るという点です。

グラスウールは、海外の湿度がそれほど高くない地域や国で普通に使われている素材ですので、それ自体が悪いわけではありません。問題は、グラスウールの特徴と日本の気候があっていないことです。

 

結露で湿気がでると調湿効果がないため、湿気を逃してくれません。
壁内に湿気が溜まったままになってしまいます。

これを防ぐために、どのような工夫をしているのか?
工法や他の素材で湿気がたまらない工夫があるのか?
万が一、結露によって構造材が腐食した場合はどのような対処をすれば良いのか?
このあたりのポイントは、断熱材を選ぶ時には必ず確認してください。

 

外断熱材を使用することで飛躍的に断熱効果が上がる

一般的に「断熱材」というと先ほどのグラスウールやセルロースファイバーのことを指します。
これを専門用語で「内断熱材」と言います。
構造材の中の部分を断熱するものなので、内断熱です。

 

断熱性能にこだわっている住宅会社には、建物の外にも断熱材を使用している会社もあります。
「建物の外」とは、日光を浴びる外壁の壁の部分です。
ここに使う断熱材を「外断熱材」と言います。
外断熱材に使われるのは、ボードや塗料です。

外断熱をおこなうメリットとしては、
・外断熱材で外気をカットできるので、構造材や室内の温度差がなくなる。
・温度差がなくなることで、結露を防止できる
・雨の日でも水や湿気を室内に通さない
などがあります。

 

また、外壁に使われる材料によっても断熱効果は変わります。
地中海などの国にある赤道付近の日差しが強い国で、白い外壁の家が並んでいますが、あれも外断熱の一種です。
太陽光を反射しやすい素材を使うことで、吸熱を抑えています。

その一方、極論を言えば、ここまで断熱にこだわらない人にとっては少し「やりすぎ」に思われることもあります。

外断熱を施工した方が、間違いなく断熱性能は向上します。しかし、その分、コストもかかるので、断熱にどこまでこだわるかによって検討してください。

■ここまでのまとめ
・断熱には「内断熱」と「外断熱」がある。
・内断熱材には「グラスウール」と「セルロースファイバー」がある
・グラスウールは、施工が安く済むが調湿性能がない。
・セルロースファイバーは、グラスウールよりは高価。しかし、調湿性能や耐水性がある。
・外断熱をすれば、コストはかかるが断熱性能は飛躍的に上がる
・外壁材も断熱性能を高めるためには重要

調湿性能について

湿度の調整は快適に暮らすうえでは欠かせません。
断熱性能も突き詰めれば「快適に暮らすためのもの」です。
なので、調湿性能を無視した断熱はあり得ません。

 

調湿性能は、素材によって大きく変わります。
特に、化学物質を使用しているか、自然素材を使用しているかでは、全くその効果は違います。

化学物質では調湿できない

室内の調湿性能に大きな役割をもつのが「内壁の素材」です。(ちなみに、断熱材も重要です。ここは、先ほど述べたので割愛します。)
内壁になにを使っているかによって調湿効果は大きく変わります。
例えば、一般的な壁紙やクロスの調湿効果は、ほぼ0です。

中には、自然素材の土壁の成分で作られた「調湿性能をもった壁紙」などもありますが、そのような特殊なものを使わない限り、壁材からの調湿効果は期待できません。
壁材に調湿効果が無いということは、湿度が高くなったり低くなったり、外気によって大きく左右されることになります。

また、汚れたり破れたりすれば張り替える必要があるのでメンテナンス費が数年ごとにかかります。

調湿性能にこだわれば内壁は「自然素材」一択

調湿性能は、木や漆喰などの自然素材が本来持っている力です。
生きていくために湿度を取り込み、不要になった分は排出する。
これを自然と最適になるようにおこなってくれるのが自然素材の優れたところです。

自然素材の無垢の木で施工した場合も調湿効果が得られますし、優れた内壁材は他にもあります。
検討時には確認するようにしてください。

■ここまでのまとめ
・調湿性能は快適な暮らしには欠かせない
・室内の調湿効果は壁材が重要
・化学物質に調湿効果はない
・調湿性能を高めたければ「自然素材」を使うことが必須の条件

どこまで断熱にこだわるか

ここまでの話をまとめると、断熱を考える上で重要なのは、
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の4つです。

 

ここに、それぞれどのような素材を使っているか、どのような工法で施工しているかによって各社の断熱へのこだわりや考え方が出てきます。

・外断熱は行なっていない。
・外壁はデザインを重視している
といった会社も中にはあります。

その場合は、その分のコストをカットできたり、設計の自由度が高まったりと、断熱を補うメリットがあると思うので確認するようにしましてください。

 

最後にもう一度、言いますが、家の性能で最も重要なことは「断熱」です。

断熱性能が低い家に住んだことによって、
・夏は暑い・冬は寒い。
・光熱費が余計にかかる。
・結露やカビがひどくて健康への不安がある。
といった話は本当に良く聞きます。

 

もし予算などの都合でどこかの性能を削らなければならない時でも、最低限の断熱性能は必ず備えるようにしてください。

断熱性能で家を建てたあとの暮らしは大きく変わります。

 

最後に、私たち相陽建設は、何よりも断熱にこだわって家を建てています。
・内断熱材
・外断熱材
・外壁
・内壁
の全てに100%の自然素材のものを使い、「クアトロ断熱」と呼ばれる方法で施工をおこなっています。

 

ここまでやる必要があるのか?と聞かれることもありますが、「快適な住まいのためには、断熱が最重要」と考えているからです。
この記事を読まれた方で、もっと詳しく知りたい方やお話を聞きたい方は、お気軽にご連絡くださいね。

相模原住宅展示場でも実際に体験してもらえますので、まずは色々と情報収集にきてください。

相模原で注文住宅を建てたい人必見!相模原地域の特徴をまとめました。

「都内にアクセスしやすいけど、街の喧騒から少し離れた場所に住みたい」
と考えたことはありませんか?

そんな方におススメなのが、都心で働くビジネスマンにも選ばれる「神奈川県相模原」地域。

都内は土地が高く、一軒家を建てて住み続けるのはちょっと。。という人にとっても人気のエリアになっています。

ここでは相模原に家を建てる決め手になるよう、街のこと、周辺環境、災害に関する情報を住宅会社ならではの目線紹介していきます。

1.相模原ってどんな街?

相模原市神奈川県北部にある政令指定都市です。緑区中央区南区の3区で構成されています。

引用:相模原市-AEDマップについて

人口は70万人を超え、全国で21番目に人口の多い市です。(2021年4月1日時点)

行政サービスも充実していて、最近ではコロナ渦で苦しむ市民に向け、1万円以上のお買い物で2,000円をキャッシュバックするサンキューキャンペーンなども行われました。

下の図をご覧頂くとお分かりになるかもしれませんが、交通アクセスも良いので、この後詳しくご紹介します。

引用:相模原市-さがみはらを知る

2.それぞれの区の特徴

ざっくりと相模原市をイメージして頂けたかと思いますが、
一口に相模原と言っても、区によって周辺環境は大きく異なります。

そこで、生活に大きく関わるものの代表として
駅、公園、学校、ショッピングモール
をそれぞれの区ごとに紹介していきます。

緑区

相模原市の西側に位置し、大部分を占める緑区は都心へのアクセスが良い東部の橋本地区
広大な自然に囲まれた西部の津久井地区、相模湖地区などで構成されています。

人口は169,608人(令和3年8月1日時点)で3区の中では最も少なくなっています。

緑区の駅

東部にはJR横浜線相模線京王相模原線の3路線が通る橋本駅があります。
新宿、横浜まで約40分で乗り換えせずアクセスできるのが魅力です。

西部はJR中央本線の相模湖駅、藤野駅があります。
相模湖駅からはイルミネーションで有名な相模湖プレジャーフォレストまでバスで約8分で行けます。

緑区の公園

相模原北公園

 

引用:トラベルjp-「相模原北公園」はあじさいの名所!神奈川県が誇る梅雨の絶景を堪能しよう

敷地内の雑木林を利用して、植物園のように自然にあふれた公園です。
一年中、アジサイや薔薇などの花々を楽しむことができます。
また、ピクニック広場もあるので家族で行くのもおすすめです。

県立相模湖公園

引用:ぶらり相模湖

相模湖に面したこの公園では一年を通して釣りやボートなどのアクティビティを
楽しむことができます。春には桜まつり、夏には花火大会など四季折々のイベントも開催されています。

緑区の小・中学校

基本的には小学校、中学校の学区にそこまでの差はないですが、
西部は中学校に進学すると少し距離が遠くなるので注意が必要です。

 

引用:MapExpert 学区マップ

緑区のショッピングモール

アリオ橋本

 

引用:アリオ橋本-アリオについて

橋本駅から徒歩5分に位置するショッピングモールです。約150の店舗数を誇る大型商業施設になっています。生活に必要なものはほとんど詰まっているので、周辺住民にとってはかかせない場所になっています。

また、他にも橋本駅周辺には多くの商業施設が固まっているので、生活必需品はほとんど揃えることができます。

中央区

相模原市の市役所は中央区にあります。
市役所の前には桜並木が広がっており、毎年4月には桜まつりが開かれます。

人口は273,768人(令和3年8月1日時点)で2番目に多くなっています。

中央区の駅

中央区にはJR横浜線相模線の2路線が通っています。

上の図の緑の駅が横浜線の相模原駅、矢部駅、淵野辺駅。
青の駅が相模線の南橋本駅、上溝駅、番田駅になります。

中央区の公園

横山公園

 

引用:公益財団法人相模原まち・みどり公社-横山公園

野球場、テニスコート、プール、人工芝グラウンドなど多くのスポーツ施設がある公園です。他にもジョギングコースでのランニングや、写真の樹林公園での散歩ができるのも魅力です。

淵野辺公園

 

引用:RareA レアリア-遊び方は無限大!相模原・淵野辺公園の大型木製複合遊具がリニューアル

テニスコートや野球場の他に、屋内アイススケートができる「銀河アリーナ」や樹林公園内に木製アスレチック、「風っ子砦」などがあります。子供に人気のスポットになので家族連れも多いのが特徴です。

中央区の小・中学校

中には通学時に線路を超えたりしなければならない人もいますが、
基本的にはそこまで通学に困る地域はないと考えられます。

引用:MapExpert 学区マップ

中央区のショッピングモール

残念ながら、中央区には大型のショッピングモールはありません。

しかし、緑区と南区に挟まれた中央区からは、両方へ簡単にアクセスできます。

例えば、
相模原駅から橋本駅までは電車で4分、車で約10分。
相模原駅から町田駅まで横浜線快速で8分
と、多くの商業施設がある地域へのアクセスが良いです。

南区

市内で最も人口が多いのがこの南区です。
都内や江の島方面などにアクセスがしやすいという魅力を持っています。

人口は282,266人(令和3年8月1日時点)で最も多くなっています。

南区の駅

南区にはJR横浜線と相模線の他に、小田急線が通っています。
上の図では緑が横浜線、青色が相模線、水色が小田急線になります。

小田急線では相模大野駅から箱根・小田原方面に向かう小田原線
藤沢・江ノ島方面に向かう江ノ島線に分かれます。

南区の公園

県立相模原公園

 

引用:神奈川県立 相模原公園

約26haの面積がある園内にはフランス式庭園やドッグラン、グリーンハウスなど多くの施設があります。他にも展望台や遊具広場など、幅広い年齢層に様々な楽しみ方を提供してくれる公園になっています。

相模原麻溝公園

 

引用:PARKFUL-相模原麻溝公園(神奈川県相模原市)

上の相模原公園に隣接する、この麻溝公園にはアスレチックや動物園など、子供に人気な施設が多くあります。夏には地面から水が噴き出る水の広場でたくさんの子供たちが涼んでいます。

南区の小・中学校

緑区同様、中学校に上がる際に西部に住んでいる人は注意が必要です。
東部では大きく移動距離が変化することは少ないでしょう。

 

引用:MapExpert 学区マップ

南区のショッピングモール

相模大野ステーションスクエア

 

 

引用:itot-相模大野ステーションスクエア

小田急相模大野駅直結の相模大野ステーションスクエアには約130の専門店が入っており、7~9階の一部と10~14階はホテルが入っています。家電量販店や100円ショップなど幅広い種類のお店があるので、利便性も高いです。

3.防災について

ここまではそれぞれの区の住環境についてご紹介してきました。
しかし、家を建てる際にはその土地の安全性についても注意しなければなりません。

近年、毎年のように地震や台風などの自然災害が話題となっています。
新築の住宅を建てる方の中にも自然災害へのリスクを検討材料に入れる方は増えてきました。

防災については、国が「防災ハザードマップ」というものを発表しており、河川の決壊や土砂崩れの危険があった場合の被害想定地域を算出しています。
相模原地域はどのような防災想定がされているのか紹介していきます。

■地震について

相模原市が発表している情報の中で、地震に対する想定は以下のとおりです。

地震名

法律名

マグニチュード

市内震度

発生確率

首都直下地震

首都直下地震対策特別措置法

7.3

5弱~6強

マグニチュード7クラス地震が30年以内に70%程度

南海トラフ地震

南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する法律

9.0

4~5強

30年以内に70%程度

東海地震

大規模地震対策特別措置法

8.0

4~5強

30年以内に70%程度

これから家づくりを考える方は、これらの規模の地震が30年以内に起こる可能性があると考え、震災対策を考慮していく必要があるでしょう。

 

水災について

2008 年(平成 20 年)8 月末豪雨の際には、緑区城山地区での集中的な豪雨により、境川が 氾濫し多くの浸水被害が発生しました。また、 台地上の凹地では大雨のたびに浸水被害が発生しています。

浸水区域は、1~数棟といった狭 い範囲であるが、繰り返し同じ箇所で発生していることが特徴です。例えば、中央区青葉 3 丁目、緑が丘 2 目、南区大野台 7 丁目、麻溝台などが浸水の発生している地域となります。

中山間地となっている相模原市西部でも、台風の来襲時の降雨による浸水被害が発生していますが、 発生件数は他と比べると少ないです。

 

■土砂災害について

神奈川県により、急傾斜地崩壊危険箇所や土石流危険渓流などの箇所で、土砂災害警戒区域・特別警戒区域の指定が始まっているが、平成 25 年度末現在、緑区津久井地区 の一部で土砂災害警戒区域が 138 箇所(うち特別警戒区域を含むものが 49 箇所)指定されています。

このほか、山林の保全を目的とした山地災害危険箇所が緑区内に 488 箇所指定されています。

詳細は、「相模原市ホームページ 土砂災害ハザードマップを参照」http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kurashi/bousai/1008688/1013027/index.html

 

4.相模原地域に家建てるならドコ?

それぞれの区の特徴や市の防災についてお分かり頂けたと思いますが、
やはり気になるのがコスト面だと思います。

最後に家を建てる上で外せない土地代について触れて、ここまでの情報をまとめて
お伝えしたいと思います。

4-1.土地代について

相模原の土地の価格は以下のような相場感です。
・相模原市の平均坪単価:約60万円
・相模原市南区の平均坪単価:約73万円
・相模原市中央区の平均坪単価:約54万円
・相模原市緑区の平均坪単価:約50万円

相模原市の平均に対し、
・主要駅周辺で都内等へのアクセスが良く、商業施設も集中している南区は高め。
・主要駅からは、離れるものの閑静な住宅地となっている中央区や緑区は低め。
となっていました。

しかし、緑区は東部と西部で値段が大きく変わるので注意が必要です。

坪単価についての情報はこちらのサイトでご確認いただけます。https://tochidai.info/kanagawa/sagamihara/

4-2.ここまでの情報をおさらい

お伝えしてきたそれぞれの区の情報を表にまとめました。
ご自身の希望に合った地区を選ぶ、参考にしてみてください。

(市役所は中央区)

緑区(西部) 緑区(東部) 中央区 南区
交通アクセス △(車は必要)
公園・自然
通学のしやすさ
商業施設 〇(区内には
あまりない)
土地代

 


まとめ

ここまで相模原で家を建てたいと考える皆さんにむけて、市の魅力や特徴をお伝えしてきました。

市の住環境や土地の安全性、コスト面など具体的な情報を通して
相模原で暮らすとこんな感じなのかな、とイメージして頂けたでしょうか。

家づくりで何を大切にするかは、人それぞれですが、まずは何か気になる情報があれば、お気軽にご相談ください。

相模原地域一筋、地域密着で60年近く住まいに関する事業をおこなってきたので、きっと何かお役にたつ情報をご提供できると思います。

東京都町田市で注文住宅を建てたい人必見!町田市の特徴をまとめました

神奈川県に隣接しつつ、都心部へのアクセスも良いビジネスマンの住まいとしても人気の高い地域である「東京都町田市」。

繁華街や学生の街というイメージがありますが、駅から少し離れれば閑静な住宅街が広がっており、子育て支援も充実していてファミリー層にも暮らしやすい街です。

ここでは町田に家を建てる決め手になるよう、街のこと、周辺環境、災害に関する情報を住宅会社ならではの目線紹介していきます。

1.町田ってどんな街?

東京都町田市は、多摩地域南部にある、人口約43万人、面積71.55㎢の市です。

引用:町田市-まちだってこんなまち

人口は、東京都内では23区、八王子市に次いで3番目に多く、細長い市域全体が神奈川県側に大きく突出しており、神奈川県域との交流が盛んです。

そのため、「町田市は神奈川県じゃないの?」と、間違われる方もいらっしゃいますが、町田市が属しているのは東京都になります。

また、日本で唯一、3つの政令指定都市(横浜市・川崎市・相模原市)に接している自治体でもあります。

ここからはそんな町田市の暮らしに関わる住環境について紹介していきます。

 

2.町田の暮らし

町田市は、オシャレなお店や居酒屋などが駅前に多いことから、「繁華街」や「学生の街」というイメージがありますが、実は、ファミリー層の方々も非常に住みやすい環境です。

ここでは暮らしに大きく関わる駅、公園、学校、ショッピングモールの紹介をしていきます。

2-1.駅

町田市には小田急線、東急田園都市線、JR横浜線、京王相模原線の4路線、合計で9駅があります。

引用:町田市-各駅周辺の街並み

 

町田駅からは新宿・渋谷へ約30分、ロマンスカーで箱根湯本まで約1時間と都心部へも、行楽地へもアクセスが良いのが特徴です。

引用:町田市-まちだってこんなまち

利用者数の多い駅は以下の3駅になります。

町田駅(小田急線):前述したように、各方面へのアクセスの良さに加えて、駅の周りには多くの商業施設が立ち並び、利便性が非常に高いです。

町田駅(JR横浜線):小田急線の駅からは徒歩3分ほどに位置し、新幹線が通る新横浜駅や横浜駅まで1本で向かうことができます。

南町田グランベリーパーク駅(東急田園都市線)南町田グランベリーパークというアウトレットモールが駅の目の前にあり、休日は買い物客で賑わいます。

 

2-2.公園

町田市の面積71.8㎢は東京都内9位の広さがあり、市内には公園・緑地が約800ヶ所と、実に自然豊かな環境に恵まれております。

ここでは最近できたばかりの2つの公園を紹介します。

鶴間公園

引用:鶴間公園公式ホームページ

鶴間公園は南町田グランベリーパークに隣接した公園で、園内には様々な施設があります。写真にある「水道みち」はけやき並木が連なる散歩道で、マルシェなどのイベントにも使われます。

他にもピクニックができる広場や、子供たちが楽しめる遊具、テニスコートや人工芝グラウンドなど、大人も運動をできるエリアもあり、全年齢の方々が楽しむことができます。

薬師池公園

引用:町田薬師池公園 四季彩の杜公式ホームページ

薬師池公園は9つのエリアからなる公園で、豊かな自然環境や歴史・文化を楽しむことができます。

園内には約200匹のリスが放し飼いされている「町田リス園」や約4,000株のダリアが咲く「町田ダリア園」など魅力的な施設が多くあります。

写真は2020年にオープンした西園(ウェルカムゲート)の一部で、カフェやレストラン、芝生公園など、魅力の詰まったエリアです。

2-3.学校

東西に広がる町田市ですが、どの地域にも学校が集まっているので、お子さんの通学での心配はそこまで必要ではないかもしれません。

小学校

引用:MapExpert 学区マップ

中学校

引用:MapExpert 学区マップ

また町田市は、2009年には市内の小学校では「まちとも」と呼ばれる、放課後見守り事業を、2015年からは、「子ども・子育て支援事業計画」を実施しているため、子育ても安心してできる環境が整っています。

参考サイト:

まちだ子育てサイト(まちとも):
https://kosodate-machida.tokyo.jp/nenrei/sho_chu/14/5565.html

町田市子ども・子育て支援事業計画:https://www.city.machida.tokyo.jp/kodomo/kosodate/jigyoukeikaku.html

 

2-4.ショッピングモール

ルミネ町田

引用:三菱UFJ不動産販売-ルミネ町田

JR町田駅直結のルミネ町田はトレンドを抑えた最新ファッションの発信地となっており、各方面から多くの買い物客が訪れます。

セレクトショップだけでなく、コスメやランジェリーなどショップの幅広さから、男性だけでなく女性も多く利用しています。

南町田グランベリーパーク

引用:多摩ポン-アド街ック天国「南町田」が1/11放送決定。大変貌を遂げたグランベリーパークに初出没。

2019年11月にオープンした南町田グランベリーパークは200以上の店舗数で、ここだけでほとんどのものは揃えられてしまいます。

アウトレットだけではなく、公園や映画館、スヌーピーミュージアムなど買い物以外でも楽しめることが大きな特徴です。

町田東急ツインズ

引用:Wikipedia-町田東急ツインズ

町田駅の改札を出て右に進むと見えてくる東急ツインズは、専門店が集まるTWINS WESTと百貨店ビルのTWINS EASTの2棟から成り立っています。

若者向けのファッションから家庭用品など、非常に幅の広いお店が並んでいるので、友達同士、家族など誰でも楽しむことができる施設です。

3.町田に住むならどこがいいのか

ここまで町田での暮らしについてご紹介してきました。

駅前の商業施設や、隣接地へのアクセスの良さといった利便性と、自然豊かで暮らしやすい住宅街の2つの特徴を持ち合わせる町田市ですが、実際に家を建てるとなると、どのエリアが良いのでしょうか。

次は、町田市の土地のポイントについてご紹介していきます。

3-1.土地代

家を建てる事を考える上で、真っ先に思い浮かぶのは土地代ですよね。

町田市の土地代は、以下のようになっております。

・町田市の平均坪単価:約81万円

また、エリア(駅)ごとに、上位・下位の3つは以下のようになっております。

上位3つ
・町田駅の平均坪単価:約217万円
・森野の平均坪単価:約169万円
・すずかけ台駅の平均坪単価:約66万円

下位3つ

・小野路町の平均坪単価:約22万円
・図師町の平均坪単価:約31万円
・野津田町の平均坪単価:約35万円

町田駅周辺が最も高く、逆に、駅から離れ、多摩市に近づくにつれて土地代は安くなっています。

坪単価についての情報はこちらのサイトでご確認いただけます。

参考:土地代データ-町田市

 

3-2.防災

近年、地震や異常気候などの自然災害も懸念されておりますが、町田市ではどのような取り組み

が行われているのでしょうか?

次は、町田市の「防災」に関して書いていきます。

参考資料「町田市地域防災計画(2020年度修正)」:https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/bouhan/bousai/keikaku/chiiki_bousai/chiikibousaikeikakuhonpen.html

 

・地震

町田市における地震被害想定は、東京都防災会議が 2012 年(平成 24 年)4 月に策定・発表した「首都直下地震等による東京の被害想定」 に基づくものとし、これを計画策定の前提条件とする。(町田市地域防災計画(2016年度修正版)第1章 総則より)

防災計画では、「東京湾北部地震」、「多摩直下地震」、「元禄型関東地震」、「立川断層帯地震」の4つをパターンを想定していますが、その中でも、特に切迫性の高い「多摩直下地震(M7.3)」の被害想定を軸として、計画の検討を行っております。

 

・多摩直下地震

法律名:首都直下地震対策特別措置法

市内震度:北~中央にかけて震度6強、市南部で震度6弱

マグニチュード:7.3

発生確率:30年以内に70%

また、東京都震災対策条例に基づいた、「地域危険度一覧表」もこちらからご確認できますので、ぜひご参考ください。

地域危険度(町田市):http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/209machida.htm

 

・水害

2005年9月と2008年8月には、集中豪雨が発生し、床上浸水や床下浸水、土砂崩れといった災害が発生しました。

また、2014年10月5日には、台風 18 号に伴い総雨量 319mm の集中豪雨が発生し、管渠被害、斜面崩壊や防災調整池の越水が生じました。

月別にみると、水害の発生頻度は8月と9月が多く、全体の 47.5%を占めております。

 

・土砂

東京都は、がけ崩れなどの土砂災害から都民の命を守るため、土砂災害防止法に基づき、八王子市、町田市、日野市で「土砂災害警戒区域」、「土砂災害特別警戒区域」を指定しております。

町田市においては、「警戒区域」が1,749箇所、そのうち「特別警戒区域」が1,567箇所指定されております。

また、町田市の各エリアにおける土砂災害ハザードマップは、こちらからご確認いただけます。https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/bouhan/bousai/fuusuigai/dosya.html

また、いずれの災害におきましても、町田市防災マップの方もご参考ください。

町田市防災マップ:https://www.city.machida.tokyo.jp/kurashi/bouhan/bousai/earthquake/taisaku/bousaimap.html

 

3.まとめ

ここまで町田で家を建てたいとお考えの皆さんにむけて、市の魅力や特徴をお伝えしてきました。

街のこと、周辺環境、災害関してなど具体的な情報を通して
町田で暮らすイメージをして頂けたでしょうか。

アクセス良好で便利な生活環境と、東京都とは思えないほどたくさんの自然に囲まれた街である町田市。

都心部、神奈川県のどちらの生活の拠点にも最適な場所であり、町田市にマイホームを検討する方もたくさんいらっしゃいますので、何か気になる情報があれば、お気軽にご相談ください。

町田地域一筋、地域密着で60年近く住まいに関する事業をおこなってきたので、きっと何かお役にたつ情報をご提供できると思います。

八王子で注文住宅を建てたい人必見!八王子地域の特徴をまとめました。

都心部だけでなく、神奈川県へのアクセスも良いビジネスマンの住まいとしても人気の高い地域である「八王子市」。

繁華街や学生の街というイメージがありますが、駅から少し離れればたくさんの自然が広がっており、教育や福祉サービスも充実していることから、ファミリー層にも暮らしやすい街です。

ここでは八王子に家を建てる決め手になるよう、街のこと、周辺環境、災害に関する情報を住宅会社ならではの目線紹介していきます。

 

八王子ってどんな街

八王子市は、東京都の多摩地域南西部に位置する市です。現在、東京内で唯一の、中核市に指定されております。

引用:八王子市-八王子市の概要

人口は約56万人で、東京都内の市町村では第1位。面積は186.31平方キロメートルと、奥多摩町に次いで、東京都の市区町村で2番目に広く、人口・面積ともに、東京の市部では最大規模となっております。

ここからは暮らしに関わる住環境について紹介していきます。

 

2.八王子市の暮らし

八王子市は、実にたくさんの魅力に囲まれており、とても暮らしやすい街です。

都心部のにぎやかさとはまた違う、住みやすい落ち着いた雰囲気があります。

ここでは生活に大きく関わる駅、公園、学校、ショッピングモールの紹介をしていきます。

2-1.駅

八王子市には京王線、京王相模原線、JR中央線、横浜線、八高線の5路線が通っています。

新宿、横浜、埼玉、山梨と多方面に簡単にアクセスできる利便性の高さは魅力の一つです。

その中でも利用人数の多い、主要な駅を紹介します。

八王子駅:JR中央線、横浜線、八高線の3路線が通っており、市の中心的な駅になります。

京王八王子駅:新宿まで約40分アクセスできる駅で、八王子駅までも徒歩5分で行ける距離に位置しています。

南大沢:市内唯一のアウトレットモールがあり、休みの日は買い物客で賑わいます。

北野駅:京王線の各停から特急まで全ての列車が止まるので利便性高い駅です。

高尾・高尾山口駅:高尾山へのアクセスがしやすいこの2駅は、行楽シーズンには登山客で賑わいます。

 

2-2.公園

富士森公園

引用:八王子市-富士森公園

八王子駅南口からバスで4分、徒歩で20分と市の中心に位置しています。

公園内には野球場、テニスコート、陸上競技場、フットボールパークなど多く施設があります。

春には桜まつり、夏には花火大会など、季節ごとにイベントも開かれていて様々な楽しみ方ができます。

八王子市立戸吹スポーツ公園

引用:八王子市-戸吹スポーツ公園

市の北西部に位置し、普通車156台、大型車5台、二輪車80台分の駐車場を備えた大型公園です。

サッカー・ラグビー場、テニスコート、クライムロック、クライムツリーなど、多くの施設があり、体を動かすには最適な場所です。

最大の特徴は約4,100m²の土地があるスケートボードパークで、遠方からも多くの人が訪れます。

秋葉台公園

引用:八王子市-秋葉台公園

京王相模原線の京王堀之内駅から徒歩9分の場所に位置する秋葉台公園は、ピラミッド型の滑り台がシンボルです。

高さは15mありますが、なだらかな傾斜なので、お子さんでもけがの心配はありません。

ピラミッドのすぐそばには広場も併設されていて、子供たちにとっては魅力的な公園です。

2-3.学校

八王子市は東西に広がっているため、地域によっては通学に注意が必要です。

駅や市役所のある市の中心部や東側は学校が集まっていますが、高尾山などがある西側は学区が広くなっています。

小さなお子さんがいらっしゃる場合は、このあたりも注意が必要です。

小学校

引用:MapExpert 学区マップ

中学校

引用:MapExpert 学区マップ

2-4.ショッピングモール

八王子オクトーレ

引用:八王子経済新聞-「八王子東急スクエア」、「八王子オクトーレ」に

JR八王子駅の改札を出て右側に進んでいくと目の前に見えてくるオクトーレは、様々な種類のお店が並ぶ商業施設です。

駅からのアクセスが良いので、通勤、通学の途中でお買い物をしていく方が多いです。

三井アウトレットパーク 多摩南大沢

引用:レッツエンジョイ東京-三井アウトレットパーク多摩南大沢

東京都内では数少ないアウトレットモールの一つで、京王相模原線の南大沢駅から徒歩1分でアクセスできます。

100店舗以上のお店が立ち並ぶため、休日は買い物客で賑わいます。

アウトレットの規模としてはそこまで大きくないですが、落ち着いた雰囲気でお買い物したい方にはおすすめです。

イーアス高尾

引用:日本建設-iias高尾

JR高尾駅から徒歩6分の場所にあり、店舗数約120のエリア最大級のショッピングモールです。

2017年にオープンし、それまで大きな商業施設がなかった高尾エリアに住む方々にとっては欠かせない存在となりました。

 

3.八王子地域に家を建てるならドコ?

ここまでは暮らしに大きく関わる周辺環境について紹介していきました。

たくさんの魅力に囲まれ、各方面へのアクセスも良い八王子市ですが、実際に家を建てるにあたっては、どの辺りが良いのでしょうか?

次は、八王子市内のそれぞれの土地のポイントを、比較しながらご紹介していきます。

 

3-1.土地代

家を建てる際に、真っ先に気になることは、「土地代」ですよね。

八王子市の土地代の相場感は、以下のようになっております。

・八王子市の平均坪単価:約51万円

また、エリア(駅)ごとに、上位・下位の1位~3位をみていくと、

上位3エリア


・京王八王子の平均坪単価:約165万円
・JR八王子の平均坪単価:約155万円
・八王子みなみ野の平均坪単価:約59万円

下位3エリア

・川口町の平均坪単価:約17万円
・西寺方町の平均坪単価:約19万円
・元八王子町の平均坪単価:約24万円

となっており、八王子両駅のエリアが、群を抜いて高いことがわかります。

坪単価についての情報はこちらのサイトでご確認いただけます。

参考:土地代データ-八王子市

 

3-2.防災情報

■地震について

東京都は、平成 24 年4月「首都直下地震等による東京の被害想定」を東京都防災会議で決定し、その中で想定されている地震は、「東京湾北部地震(M 7.3)」、「多摩直下地震(プレ ート境界多摩地震)(M 7.3)」、「元禄型関東地震(M 8.2)」、「立川断層帯地震(M 7.4)」の4つです。

多摩直下地震では、市域の 40.3%で震度6強以上の揺れが想定され、本市に最も大きな被 害を及ぼします。また、立川断層帯地震では、震度7の揺れの範囲が最も広く、市域の 1.7% が想定されています。

 

■多摩直下地震

法律名:首都直下地震対策特別措置法

市内震度:5強~7

マグニチュード:7.3

発生確率:30年以内に70%

参考:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/002/p005649_d/fil/24-11-12higaisoutei.xls

 

■立川断層帯地震

法律名:首都直下地震対策特別措置法

市内震度:3以下~7

マグニチュード:7.4

発生確率:30年以内に0.5~2%

参考:地震本部-立川断層帯

 

■水災害について

「平成 20 年8月末豪雨」では、市内における人的被害は1件もありませんでしたが、浸水や土砂崩れ等の被害を受け、その多くは、浅川地区に集中しており、非常に局地的な集中豪雨でした。

しかし、市域における洪水等の水害発生頻度は低く、特に河川改修や護岸整備が進むにつれて、被害は著しく減少しており、堤防決壊による被害もほとんど発生していません。

参考:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/002/p005684_d/fil/29keikaku_gaiyou.pdf

 

■土砂災害について

市域における土砂災害発生の危険性のある地域は、市西部の山地部と丘陵地の人工改変地

があげられます。

そこで、土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(平成 12 年5月8日法律第 57 号)が制定されました。

現在、八王子市内でも、東京都によって、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域の指定が行われています。

参考:https://www.city.hachioji.tokyo.jp/emergency/bousai/m12873/002/p005684_d/fil/29keikaku_gaiyou.pdf

また、下記のページより、八王子市の土砂災害ハザードマップを確信できます。

参考:八王子市- 八王子市総合防災ガイドブック(土砂災害ハザードマップ・洪水ハザードマップ)

 

まとめ

ここまで八王子で家を建てたいとお考えの皆さんにむけて、市の魅力や特徴をお伝えしてきました。

街のこと、周辺環境、災害関してなど具体的な情報を通して
八王子で暮らすイメージをして頂けたでしょうか。

交通アクセスがよく、自然豊かで、とても暮らしやすい街である八王子市にマイホームを検討する方は、実に多くいらっしゃいますので、何か気になる情報があれば、お気軽にご相談ください。

八王子地域一筋、地域密着で60年近く住まいに関する事業をおこなってきたので、きっと何かお役にたつ情報をご提供できると思います。

住宅会社は何を比較して決めるべきか?建物の性能をみる時のポイント|失敗しない家づくり

新築の注文住宅で一軒家を建てたいとお考えの方。

マイホームは、一生に一度の大きな買い物ですし、何に注意して建てるべきか、どんな会社を選ぶべきか、悩むことはたくさんあると思います。
最終的には、自分の価値観に会う住宅会社・工務店を見つけることが大事ですが、では何をもって比較すれば良いのかまた悩むポイントが出てきます。

そのような悩みを持っている方へ向けて、家を建てる時に「皆さんがどのうようなことに優先順位をおいて家づくりを検討しているか」をまとめているデータが毎年発表されているのはご存知でしょうか?

2019年には、「住宅金融支援機構」が「2019年における住宅市場動向について」というレポートを発表しました。
この記事では、「2019年における住宅市場動向について」を参考にしながら、新築・注文住宅を建てる際に検討すべき情報をまとめていきたいと思います。

 

調査データから見る家を建てる時に比較すべきポイント

一般消費者が住宅事業者を選ぶ際に重視するポイントをまとめた項目についてです。

重視するポイントで回答の多かったのは、

1位:建物の性能
2位:住宅の立地
3位:デザイン
4位:住宅の価額や手数料
5位:設備の性能
6位:アフターサービス

という内容でした。

各項目について建築のプロの目線から細かなポイントを解説していきます。

 

建物の性能とは?

「もっとも重視する」と回答があったのが「建物の性能」についての項目です。

この項目は、全体の59.4%が重視すると回答していました。

では、建物の性能とは具体的にどのようなことを言うのでしょうか?

同調査の結果には、

・高耐久性:75.7%
・耐震性:68%
・省エネルギー性:40.9%

という結果が出ています。

 

建物の耐久性は何で決まるか?

では、もっとも回答の多かった、「建物の耐久性」とは何で決まるのか?

ここには、住宅会社様々な意見があります。

木造住宅で耐久性が落ちる原因は?

例えば、コンクリートと木材の場合だと、コンクリートの方が素材の耐久性は強くなります。
ですので、そもそもの素材の違いが耐久性を決めることもあります。
しかし、新築の一軒家を注文住宅で建てようと考えた時、恐らく「木造住宅」を第一候補に検討されることが多いと思います。

では、木造住宅の耐久性とは何で決まるのか?
大きく差を分けるのは、「湿度の管理」です。

 

木造住宅に湿気は天敵

木造住宅は、そのほとんどが「木」で出来ています。(当たり前ですが。。)
特に、柱や壁、天井、梁など、建物を支える主要な構造部が弱っていないかどうかが耐久性を左右する大きな要因です。

木が弱る原因は、

・腐食
・シロアリの被害
・カビ

などです。

そして、その全ての根本的な原因になるのが「湿気」であると言われています。

湿気を100%防ぐことは不可能

日本のような高温多湿の地域では、湿気を100%防ぐことは不可能です。
いかに湿気の影響を受けない家づくりにするかは、私たちのような住宅会社の永遠の課題でもあります。

湿気の影響を受けやすい家か、受けにくい家かは、「断熱性能」に左右されます。
断熱性能が低い家では雨や結露等で発生した湿気を放出する性能が弱くなります。

その結果、カビが生えやすくなったり、構造部が腐食する原因をつくったり、腐食箇所にシロアリが巣を作ったり、住宅にとってマイナスになる要因をつくることになります。

木造住宅の耐久性を上げるためには断熱性能を高めることが重要

さて、ここでまとめに入ります。

木造住宅の耐久性を高めるためには、断熱性能を高めることが一番重要なポイントです。
断熱性能の高い・低いは、デザインや間取りと違い、一見すると各社の違いは目に見えません。

もちろん、断熱性能を高くすると建築の費用も上がります。
高い断熱性能をもった高品質な素材を家づくりに使用するため、どうしてもコストが上昇してしまうためです。
しかし、一生のランニングコストや建て替え・修繕の費用まで長い目でみると、場合によっては安くつくこともあります。

短期的な視点ではなく、一生住み続けると想定して、ランニングコストまで考えることが重要になります。

 

断熱性能にこだわっている会社を見極めるために

断熱性能にこだわっている会社は、下記のような箇所にこだわりを持っています。

1:断熱材(断熱にこだわっている会社の多くは「セルロースファイバー」を使用しています。)
2:窓や冊子の性能
3:壁紙や内壁の素材
4:化学物質を極力使わない
5:外壁は、日光を反射しやすい素材

このような箇所に高い性能を持った素材を使用している企業は、断熱に気を使っている会社であると言えます。
特に、内装に関しては、自然素材か化学物質かで大きく性能は変わります。
化学素材は人口的に生み出された素材です。
素材そのものが悪いわけでは決してありませんが、自然素材に比べるとどうしても断熱性では劣ります。

自然素材の素材そのものが持つ、調湿性能は優れたもので、木が勝手に湿気を吸ったり吐いたりしながら呼吸することで湿度を調整しています。
それが結果的に、エアコンの利用率を下げたり、「夏は涼しく・冬は暖かい」という理想の快適な暮らしを送れることに繋がるのです。

 

まとめ

建物の性能を重視した家づくりをする時は、まず「断熱」をこだわってください。

特に木造住宅では断熱性能で耐久性は大きく変化します。

耐久性の高い家に住むと、済んでからのメンテナンスにも費用がかからず、快適な家で長く暮らせるという大きなメリットがあります。

もちろん予算とのバランスもありますが、必要な部分は必要な予算と決め、住んでからの生活を快適にするために、家づくりを検討していただければと思います。