「家の設計」ってどんな仕事?注文住宅で重要な設計士の仕事をお話します

念願のマイホームを建てようと考えたときに1番大切なポイントである「家の設計」。

“〇〇な家に住みたい!”という希望はあっても、それをどう実現したり、どこに相談を持ちかければいいか分からない方も少なからずいらっしゃると思います。

そこで今回は、家の設計についての基本的なポイントを紹介していきます。
マイホームの購入を検討している方や、家の設計をどこから考えればいいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

家の設計はどのタイミングで行うの?

新築での家作りというのは、一生に何度も経験することではありません。
そのため、「新築でマイホームを建てたい!」と思ったとしても、何から手を付けたらいいかわからない方も多いのではないでしょうか?

家の設計の話に入る前に、まずは家作りの大まかな流れを紹介します。
もちろん、依頼する会社やメーカーによって多少の違いはありますが、一般的には下記の流れで家作りは進んでいきます。

①家を建てるための情報取集、資金計画
②土地探し、土地売買による手続き等
③家作りを依頼する会社の選定
④基本設計と実施設計
⑤建築確認申請
⑥工事開始
⑦工事終了、引き渡し

そして、家の設計に大きく関わるのは、

③家作りを依頼する会社の選定
④基本設計と実施設計

上記2つのタイミングになり、これらの工程によって理想的な住まいを作れるかが決まります。

 

家の設計を依頼できる会社は大きく分けて3つ

家の設計を依頼できる会社は、大きく分けて3つあり、それぞれ「ハウスメーカー」、「工務店」、「設計事務所」になります。

3つの会社にはそれぞれの特徴がありますので、自分やご家族がどんな計画でマイホームを建てようとしているのかによって、それに適した会社も大きく変わってきます。

 

ハウスメーカー

ハウスメーカーの特徴は、高品質の住宅を大量かつ低コストで供給することができるため、建築にかかるコストは安くなる傾向が多いです。
一方で、規格住宅という前提であり、設計の自由度は高いとはいえません。

しかし、ハウスメーカーによっては対応可能な範囲は広く、全く自由がないわけでもありませんので、依頼するハウスメーカーについてはしっかりと情報を取集し、担当者とも密に相談してみるのがベストです。

 

工務店

工務店と一言にいっても、様々な規模や形態の会社があり、一概にはいえないというのが実情ではありますが、それでも総じて、家の設計におけるコストパフォーマンスの良さは挙げられます。

家の設計自体も、設計事務所ほどではないにしろ、比較的自由度はあります。
しかし、工務店の主業務はあくまでも施工であり、家の設計においては依頼者の要望よりも施工側の意向が強くなるケースもあります。

 

設計事務所

設計事務所では家の設計だけを専門に行い、施工は工務店に依頼します。
そのため、ハウスメーカーや工務店に比べると自由度が高く、ご自身の要望やデザイン性に優れた家を作ることができます。

しかし、その分のコストは他の2社よりも大きくなります。
このように、家の設計を依頼する会社によって特徴やコスト面でも大きく異なりますので、ご家族の理想の住まいを作るためにも、家の設計を依頼する会社は重要なポイントになります。

 

家の設計にかかる費用(設計料)について

設計料とは、いえの設計作業の対価のことです。また、設計図面の通りに工事が行われているかをチェックする「監理」を含める場合には、設計監理料と呼ばれます。
一般的に、工務店やハウスメーカーの設計料の相場は、総工事費の2~5%前後だといわれています。つまり、総工事費が2000万円であれば、そのうちの40~100万円程度が設計料になります。

一方で、設計事務所の場合では、施工は行わず設計のみを手がけるので、設計事務所の多くは工事金額に料率を掛けた額を設計監理料としており、その分のコストがかかります。
先程、設計事務所は家の設計での自由度が高いとお伝えしましたが、そのためには図面をゼロベースから作成するので、ハウスメーカーに比べると数倍の量の設計図面を描く必要があります。

このように、単純なコスト面だけを見ると、設計事務所の方が設計料は多くかかりますが、理想的な住まいに近づけるという大きなメリットもあります。
ですので、それぞれの会社の特徴を加味して資金管理をすることが重要です。

 

家の設計における「基本設計」と「実施設計」について

次に、「家作りの流れ」の工程の中にあった、基本設計と実施設計の違いについて紹介していきます。
基本設計は、建てる家の基本的な構想をまとめたもので、大まかな平面図や建物のイメージをおこしていきます。この段階で、実施設計へ向けての方針を決めていきます。

相陽建設では基本設計時に「コンセプトシート」を作り、暮らしのイメージができるようにしています。

 

実施設計は、基本設計で決めたイメージを元に、実際の見積もりや工事に使う図面を作成します。実施設計では、構想ではなく、具体的で細かな情報まで盛り込み作業していくことが、基本設計との大きな違いになります。

実施設計では、これまで設計してきた内容と合わせて、具体的な寸法を記入した図面に起こします。

 

家の設計で1番大切なポイントは「暮らしをイメージ」すること

ここまで家の設計についての特徴をお伝えしてきました。
設計を依頼する会社や設計の際のコスト面、自由度など、家の設計には様々なポイントがありますが、それよりも大切なことがあります。

それは、新築マイホームでの「暮らしをイメージ」をすることです。
マイホームを建てたことで、どんな生活をしたいのか。あるいは、どんな暮らしが送れるようになるのかをイメージすることは、とても大切です。

「広いリビングで、家族団欒の時間を作りたい」
「日の当たる庭で、のんびりしたい」
「子供には、1人1部屋を与えたい」

など、できるできないは別にして、まずはたくさんの理想を挙げることで、どんなマイホームにすればいいかの方向性が定まってきます。
逆に、暮らしのイメージが定まらないと、いつまでも軸がブレてしまい、結果的に満足のいく住まいを作ることができなくなってしまいます。

家の設計を考えるときには、まずは新居での暮らしをイメージしてみてください。

 

「家の設計」は理想的な住まいを作るための基盤!

今回は、家の設計についてのポイントについて紹介しました。

ご家族の理想とする住まいを作るためにも、家の設計を依頼する会社は特に重要な工程になります。
家作りで後悔をしないためにも、まずはご家族が“家に求めるもの”をしっかりと把握した上でマイホームの設計をすることが、1番の成功の秘訣です。

これから新しくマイホームを購入しようか考えている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。