建物の性能で比較する家づくりのポイント|失敗しない家づくり

新築の注文住宅で一軒家を建てたいとお考えの方。

マイホームは、一生に一度の大きな買い物ですし、何に注意して建てるべきか、どんな会社を選ぶべきか、悩むことはたくさんあると思います。
最終的には、自分の価値観に会う住宅会社・工務店を見つけることが大事ですが、では何をもって比較すれば良いのかまた悩むポイントが出てきます。

そのような悩みを持っている方へ向けて、家を建てる時に「皆さんがどのうようなことに優先順位をおいて家づくりを検討しているか」をまとめているデータが毎年発表されているのはご存知でしょうか?

2019年には、「住宅金融支援機構」が「2019年における住宅市場動向について」というレポートを発表しました。
この記事では、「2019年における住宅市場動向について」を参考にしながら、新築・注文住宅を建てる際に検討すべき情報をまとめていきたいと思います。

 

調査データから見る家を建てる時に比較すべきポイント

一般消費者が住宅事業者を選ぶ際に重視するポイントをまとめた項目についてです。

重視するポイントで回答の多かったのは、

1位:建物の性能
2位:住宅の立地
3位:デザイン
4位:住宅の価額や手数料
5位:設備の性能
6位:アフターサービス

という内容でした。

各項目について建築のプロの目線から細かなポイントを解説していきます。

 

建物の性能とは?

「もっとも重視する」と回答があったのが「建物の性能」についての項目です。

この項目は、全体の59.4%が重視すると回答していました。

では、建物の性能とは具体的にどのようなことを言うのでしょうか?

同調査の結果には、

・高耐久性:75.7%
・耐震性:68%
・省エネルギー性:40.9%

という結果が出ています。

 

建物の耐久性は何で決まるか?

では、もっとも回答の多かった、「建物の耐久性」とは何で決まるのか?

ここには、住宅会社様々な意見があります。

木造住宅で耐久性が落ちる原因は?

例えば、コンクリートと木材の場合だと、コンクリートの方が素材の耐久性は強くなります。
ですので、そもそもの素材の違いが耐久性を決めることもあります。
しかし、新築の一軒家を注文住宅で建てようと考えた時、恐らく「木造住宅」を第一候補に検討されることが多いと思います。

では、木造住宅の耐久性とは何で決まるのか?
大きく差を分けるのは、「湿度の管理」です。

 

木造住宅に湿気は天敵

木造住宅は、そのほとんどが「木」で出来ています。(当たり前ですが。。)
特に、柱や壁、天井、梁など、建物を支える主要な構造部が弱っていないかどうかが耐久性を左右する大きな要因です。

木が弱る原因は、

・腐食
・シロアリの被害
・カビ

などです。

そして、その全ての根本的な原因になるのが「湿気」であると言われています。

湿気を100%防ぐことは不可能

日本のような高温多湿の地域では、湿気を100%防ぐことは不可能です。
いかに湿気の影響を受けない家づくりにするかは、私たちのような住宅会社の永遠の課題でもあります。

湿気の影響を受けやすい家か、受けにくい家かは、「断熱性能」に左右されます。
断熱性能が低い家では雨や結露等で発生した湿気を放出する性能が弱くなります。

その結果、カビが生えやすくなったり、構造部が腐食する原因をつくったり、腐食箇所にシロアリが巣を作ったり、住宅にとってマイナスになる要因をつくることになります。

木造住宅の耐久性を上げるためには断熱性能を高めることが重要

さて、ここでまとめに入ります。

木造住宅の耐久性を高めるためには、断熱性能を高めることが一番重要なポイントです。
断熱性能の高い・低いは、デザインや間取りと違い、一見すると各社の違いは目に見えません。

もちろん、断熱性能を高くすると建築の費用も上がります。
高い断熱性能をもった高品質な素材を家づくりに使用するため、どうしてもコストが上昇してしまうためです。
しかし、一生のランニングコストや建て替え・修繕の費用まで長い目でみると、場合によっては安くつくこともあります。

短期的な視点ではなく、一生住み続けると想定して、ランニングコストまで考えることが重要になります。

 

断熱性能にこだわっている会社を見極めるために

断熱性能にこだわっている会社は、下記のような箇所にこだわりを持っています。

1:断熱材(断熱にこだわっている会社の多くは「セルロースファイバー」を使用しています。)
2:窓や冊子の性能
3:壁紙や内壁の素材
4:化学物質を極力使わない
5:外壁は、日光を反射しやすい素材

このような箇所に高い性能を持った素材を使用している企業は、断熱に気を使っている会社であると言えます。
特に、内装に関しては、自然素材か化学物質かで大きく性能は変わります。
化学素材は人口的に生み出された素材です。
素材そのものが悪いわけでは決してありませんが、自然素材に比べるとどうしても断熱性では劣ります。

自然素材の素材そのものが持つ、調湿性能は優れたもので、木が勝手に湿気を吸ったり吐いたりしながら呼吸することで湿度を調整しています。
それが結果的に、エアコンの利用率を下げたり、「夏は涼しく・冬は暖かい」という理想の快適な暮らしを送れることに繋がるのです。

 

まとめ

建物の性能を重視した家づくりをする時は、まず「断熱」をこだわってください。

特に木造住宅では断熱性能で耐久性は大きく変化します。

耐久性の高い家に住むと、済んでからのメンテナンスにも費用がかからず、快適な家で長く暮らせるという大きなメリットがあります。

もちろん予算とのバランスもありますが、必要な部分は必要な予算と決め、住んでからの生活を快適にするために、家づくりを検討していただければと思います。