2019年2月13日

「家の基礎」の重要性と基礎工事の種類について紹介

新しく家を建てる時には、部屋の間取りや家の外観、エクステリアなどには関心があっても、家の基礎の部分はあまり深くは考えなかったり、あるいはよく分からなかったりするという方もいらっしゃいます。

しかし、どんなことでも“基礎”が大事といわれるように、家の基礎も、家を建てるときには非常に重要なポイントになります。

家の基礎には大きく「直接基礎」と「杭基礎」の2種類に分けることができますが、それぞれに特徴があるのと同時に、どの基礎がどんな家や土地に適しているのかをしっかりと理解することが大切です。

 

今回は、家の基礎である上記2つの紹介に加え、直接基礎のうちの3つの種類(ベタ基礎、布基礎、独立基礎)それぞれの特徴を紹介していきます。
新しく家を建てる前に、家を支える基礎の部分について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

住宅の基礎とは?

住宅の建築における基礎とは、建物の1番下で支える土台の部分を指します。
建物は非常に重いために、土や地面の上にそのままの状態で建てても、地面が耐えきれずに沈んでしまったり、地震の際に建物が傾いてしまう恐れがあります。

そのため、日々私たちが安心して生活するためにも、建物の下の部分に家の基礎という土台を作ることで沈下や転倒を防止しているのです。
そして、家の基礎を作る工程の段階を「基礎工事」と呼びます。
基礎工事には大きく分けると「直接基礎」と「杭基礎」の2つがあり、直接基礎にはさらに3つの種類「ベタ基礎」、「布基礎」、「独立基礎」があります。

 

「直接基礎」と「杭基礎」の違いについて

では次に、直接基礎と杭基礎の違いについて紹介していきます。
直接基礎とは、地中にコンクリートを流し込み建物を支える基礎のことで、主に建物直下の地盤が固くて強い場合に採用されます。
また、先程にもお伝えしたように、直接基礎には3つの種類(ベタ基礎・布基礎、独立基礎)があり、後ほど詳しくご紹介します。

一方で、杭基礎とは、細長い杭を地下深くまで打ち込む基礎のことをいい、建物直下に強い地盤がない場合に採用されます。
杭で支えるといっても、地中の奥深くの強いところまで杭が達していますので、杭基礎でも十分な耐久があります。

次の項からは、ほとんどの住宅建設で採用されている直接基礎の中の3つの基礎の種類について紹介していきます。

 

住宅の基礎の種類「ベタ基礎」

ベタ基礎は、近年ではほとんどの家が取り入れている基礎工事方法で、建物の底一面をコンクリートで覆い、面で支える基礎です。

ベタ基礎の特徴は大きく2つあり、1つは「安全性が高い」ことです。

建物の底一面を、その分の面で支えておりますので、地震の揺れや不同沈下にも強い作りとなっております。

 

もう1つの特徴は、「腐食や害虫被害に強い」ことです。

住宅の被害の中でも多い「シロアリ」は、床下の土中から家の部分に這い上がり被害を及ぼしますが、ベタ基礎であれば家の床と基礎の部分が密着しているので、シロアリが入る隙間がありません。
また、湿気も溜まりにくいために、カビや腐食にも強い点も挙げられます。

ただし、ベタ基礎は床一面をコンクリートで覆うために、他の基礎の種類よりも工事のコストがかかってしまうというデメリットもあります。

 

住宅の基礎の種類「布基礎」

布基礎は、建物の柱の下と、柱間の部分だけにコンクリートで基礎を作る方法です。
ベタ基礎が建物を面で支えるのに対して、布基礎では建物を点で支えることで、家の基礎としての役割を果たしています。
ベタ基礎が主流となる1990年代以前では、ほとんどの家では布基礎方法が取り入れられておりました。

布基礎の特徴としては、ベタ基礎のように床一面にコンクリートを流す必要がないので、その分のコストを削減できることが挙げられます。
また、面ではなく点で支える構造のために、耐久性ではベタ基礎に劣ってしまう部分もありますが、それでも地盤がしっかりしている土地や地盤改良が行われている場所では、布基礎でも問題なく建築することができます。

しかし、布基礎の床下には湿気や溜まりやすく、ベタ基礎に比べるとカビやシロアリの被害を受ける危険性が高まります。

 

住宅の基礎の種類「独立基礎」

独立基礎はその名の通り、それぞれの基礎が独立して建物を支える仕組みとなっております。

住宅の建築ではあまり用いられない方法ですが、玄関のポーチやデッキ部分など、家の一部分のみに使われることがあります。

逆に、非住宅建築物では独立基礎方法を採用することがほとんどであり、「地中梁」と呼ばれる鉄筋コンクリートの梁で基礎同士をつなぐことで、建物を支えています。

また、独立基礎は柱の下のみに基礎を設置するので、コストは非常に安くなります。

 

住宅の基礎を知ることは、マイホーム購入への第一歩!

今回は、住宅における基礎工事の種類と、それぞれの特徴を紹介しました。

住宅に採用される基礎のほとんどはベタ基礎ですが、場合によっては布基礎でも十分なケースがあります。この2つの基礎は一概に優劣を付けることはできず、ご家族が家を建てる予定の土地や環境、さらには予算など、様々な角度から見て選ぶことが大切です。

また、家の購入は決して安いものではありませんので、この先も長く安心した生活を送るためにも、家の土台となる基礎の部分は、建築前にしっかりと考える必要があります。

ぜひ今回の記事を参考に、家の基礎についての理解を深めて頂ければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

永く安心して健康で快適にくらせる家であること。住めば住むほどよくなる家であること。住む人に幸せが訪れる家であること。そして、造る者にも嘘がない真摯な心で造ること。こうして造られた家を私たちは「0宣言の家」と呼んでいます。